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業界動向 2019.10.02

VRからARに転身したスタートアップJaunt、ついに資産売却

VRコンテンツ制作やプラットフォーム、ARソリューションを手掛けてきた米国のスタートアップJauntが、米通信大手のVerizon(ベライゾン)に資産売却を行いました。ソフトウェア、技術、及び「その他資産」を売却したと発表しています。

VRの古参スタートアップ

Jauntは2013年に設立された企業です。ライブやスポーツなどの360度動画を楽しめるVRアプリ「Jaunt」や、プロ仕様の高性能360度カメラ「Jaunt ONE」など、実写中心の製品およびコンテンツを発表・提供してきました。

しかし2018年10月、同社は大規模なレイオフを発表。ARとボリューメトリック技術(人物等の立体的な情報を取得しそのままCG化する技術)に専念し、既存のVR関連プロジェクト、コンテンツ・サービスの大半を縮小することを明らかにしました。

譲渡額や人員については不明

今回の資産取得金額や、Jaunt社人員の扱いについては、両社共に公表していません。ただしJauntは「ソフトウェア、技術のうち選択した一部」を移管し、一定期間Verizonをサポートすると表明しています。

「我々は、Verizonが当社の技術を取得したことに興奮しています」とJauntのCEO、Mitzi Reaugh氏はプレスリリースで述べました。「当社のチームは最先端のソフトウェアを開発してきました。Verizonと共に切り開く新たなステージを楽しみにしています」

(参考)Road to VR
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