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HTC、Vive Focusなどで使える6DoFコントローラーの開発者版を発表

HTCは10月20日、中国・南昌で開催中の世界VR産業会議にて、新たなVR向けコントローラーの開発者版を発表しました。このコントローラーを使うことで同社が提供する一体型VRヘッドセットVive Focusなどで、両手を自由に動かすことができるようになります。

一体型VRヘッドセットに求められる6DoFコントローラー

2018年はOculus GoやMirage SoloなどPCやスマートフォンを使わずに単体動作する一体型VRヘッドセットが登場し、その手軽さに注目が集まりました。そこで課題になるのは、手のトラッキングです。HTC ViveなどのPC向けのVRでは、手を自由に動かすことのできる「6DoFコントローラー」が一般的です。このコントローラーではVRの中でまるで現実と同じように手を動かすことができるため、実在感は大きくなります。しかし、現在展開されている一体型VRヘッドセットの多くはコントローラーが6DoFに対応していません。

Oculusは2019年春に6DoFの新たな一体型VRヘッドセットOculus Questを投入するほか、レノボはMirage Solo向けに6DoFコントローラーの開発者版を提供開始することを明らかにしています。

HTCの今回の発表はこの流れに則ったものであり、同社が展開する一体型VRヘッドセットVive Focus(日本では10月30日に発売予定)でも手を自由に動かすことができるようになります。

対応するのはVive Focusだけではない

なお、今回発表されたコントローラーは、Vive Focus専用というわけではありません。HTCが展開するプラットフォームVive Wave向けのコントローラーとして発表されています。Vive Waveは、HTCが中国を中心に展開するモバイルVR向けのエコシステムです。HTC以外にもPico、暴風魔境など他のVRヘッドセットメーカーも参加しています。これは今回のコントローラーがVive Focusにのみ対応するものではなく、さらに多くのデバイスに対応することを意味しています。

また、HTCは以前よりPC向けのVRゲームを5GHz帯のWi-Fiを使いVive Focusでワイヤレスでプレイ可能にするシステムを明らかにしており、今回発表されたコントローラーと組み合わせて遊ぶこともできるようになる可能性が高いと考えられます。


動きの激しいVRゲーム「Beat Saber」をプレイする様子。

6DoFコントローラーの開発者版キットには、コントローラーとトラッキングアタッチメントが含まれます。HTCは、全世界の開発者に向けてこのキットを提供するとしており申込の受付を開始しています。申し込みサイト(英語)はこちら

一体型VRヘッドセットに関しては、2018年9月にOculus Questが発表されたばかり。非常に各社の動きが激しくなっています。

Vive Focusは日本ではビジネス向けに10月30日に66,750円(税別)で発売されます。

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