真生印刷株式会社とデジタル総合印刷株式会社は、大型機械・設備の導入をMR(複合現実)で効率化するアプリおよびサービス、「MR設備導入シミュレーション」を開発しました。マイクロソフトのMRデバイスHoloLensを使用したこのサービスを活用し、両社は大型・設備の導入シミュレーションを手がけていきます。
大型機械導入の業務を大幅削減
「MR設備導入シミュレーション」は、マイクロソフトのMRデバイスHoloLensを活用して、大型機械・設備の導入を大幅に効率化するアプリとサービスです。
アプリを利用すると、印刷会社の工場内などに、大型印刷機の3Dイメージを実物大で自由に設置できます。すでに導入されている機械・設備や導入予定の機械・設備との干渉、実際の作業にあたって課題になりそうな箇所を、導入前にさまざまな位置から確認することが可能です。
本サービス活用により、様々な作業現場へ大型機械・設備を導入する際の業務を大幅に削減し、導入後のスムーズな作業環境整備が実現できます。
30メートルの印刷機データを実物大で表示
デジタル総合印刷では、パートナーであるラティス・テクノロジー株式会社が開発したウェブシステム「XVL」を活用。約30メートルの巨大な印刷機の3Dデータを、品質を劣化させることなく100分の1以上に軽量化し、HoloLensでの実物大表示に成功しました。
HoloLensを使った製造現場などのレイアウトシミュレーションは、マイクロソフト自身もツール「Microsoft Layout」を発表しています。その他にもVR/AR/MRを活用して業務用の機械の導入イメージや、建築現場の作業イメージなど事前にシミュレートするサービスは多数存在し、いずれも業務にて利活用が進みつつあります。