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投資 2019.12.23

ジェフ・ベゾスも興味示す、触覚デバイス企業HaptXが約13億円を調達

触覚デバイス「HaptXグローブ」を開発する米国のスタートアップHaptX社(旧社名:AxonVR社)は、1,200万ドル(約13億円)の資金調達を行いました。併せて米国のメーカーAdvanced Input Systemsとのパートナーシップを発表。デバイスの開発、普及を推進します。

HaptXは2012年に設立。VRでの触覚再現に取り組み、2018年10月触覚デバイス「HaptXグローブ」の開発者向けキットを発表しています。

資金は次世代デバイス生産へ

今回の資金調達により、シリーズAラウンドでの調達額は累計1,900万ドル(約20.8億円)に上ります。資金の用途については、次世代の触覚グローブ生産に向けるということです。

CEOの Jake Rubin氏は「今回の戦略的提携と新たな資金により、急増する需要に向けて生産規模拡大の準備をしていきます」と語りました。

日産やANAでも技術採用

同社の触覚技術は多くの大企業からも評価を得ており、これまで日産、全日本空輸(ANA)等と協業してきました。またアマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏もデモを体験。「非常に印象的だ」と強い関心を示しています。

戦略的提携を結ぶAdvanced Input Systems社は、製造業、エンジニアリングの分野で40年のキャリアを持つ企業です。パートナーシップにより、HaptXのデバイスがより性能を高め、製品化可能な価格帯となることが期待されています。

なおHaptXは、1月7日から開催されるCES 2020で最新の技術を出展予定です。

(参考)Road to VR
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