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力触覚を再現するVR用デバイス「HaptXグローブ」開発者版登場

米国のスタートアップHaptX社(旧社名:AxonVR社)は、触覚デバイス「HaptXグローブ」の開発者向けキットを発表しました。マイクロ空気圧を用いて細かな触覚を実現し、ユーザーの指に力触覚フィードバックを伝えます。

HaptXは、2012年に設立されたVRでの触覚再現に取り組む会社です。当時はAxonVRという社名でした。2016年にシードラウンドで580万ドル(約6.4億円)の資金調達に成功。2017年には全身でVR体験をすることができる全身外骨格のインターフェースHaptXを開発し、特許を取得しました。

温度変化や歩行も"感じる"VR用全身外骨格インターフェースHaptX | Mogura VR

温度変化や歩行も"感じる"VR用全身外骨格インターフェースHaptX | Mogura VR

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130のアクチュエータで触覚フィードバック

キットに含まれるのは2つのグローブ型デバイス。それぞれ130の触覚アクチュエータ(振動子)を搭載しています。

外骨格部分は、ユーザーがVR内で物を掴んだりハンドルを操作したりする際に、指の動きを止めて力触覚フィードバックを返します。

2017年にグローブのプロトタイプを体験したRoad to VRの記者によれば、デバイスの技術は素晴らしいものだということ。その一方で、今後の課題はよりスマートで、小さく、使いやすいものにすることだと感想を述べています。

更に今回の最新の開発者向けキットを試したVentureBeatの記者は、アクチュエータのフィーリングが「よりなめらかな感触になった」と話しました。但しプロトタイプと比較しても、サイズダウンはあまり進んでいないようです。というのも、未だデバイスにはコントロールボックスと、手のトラッキング用のViveトラッカーが不可欠であり、小型化には制約があるためです。

産業用途や政府機関向けがターゲット

このように現時点では、HaptXグローブは一般ユーザーに適したデバイスとは言えません。しかしHaptXは、産業分野や政府機関等のターゲット市場を変えることなく開発を進めています。例えば、スキルの伝承といったトレーニングに活用する方針です。

https://www.youtube.com/watch?v=0WQw4GmFGVg

HaptXのCEO、Jake Rubin氏はデバイスの効果について次のように語っています。「HaptXグローブがあれば、自動車や航空機メーカーは実際に完成する前に機体に触れて確認出来ます。これにより、設計に要する時間やコストを劇的に低減可能です」

また、「産業分野や政府機関はVRトレーニングを使うことで、身体で覚える学習を提供出来ます。これは安全で費用対効果も高く、実際のトレーニングの柔軟な代替になるものです」と説明しています。

(参考)Road to VR
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