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投資 2018.11.30

gumi、投資先の米VRゲーム企業株式をマイクロソフトへ売却 配信権は継続

株式会社gumiは、米国のゲーム制作会社inXile Entertainment社がマイクロソフト社に買収されることに伴い、inXile社の株式をマイクロソフト社に売却することを発表しました。inXile社はgumiの子会社である株式会社gumi VRの投資先にあたり、平成31年4月期第3四半期連結決算において、9,200万円の特別利益として計上しています。

また、inXilet社が開発中のVRオープンワールドRPG「Wasteland: Frost Point」のグローバル配信権に関しては、売却後も引き続きgumiが保有しているとのことです。

inXile社は、IDGが発行するマガジン「PCWorld」にて、2014年に「Game of the year」に選出された「Wasteland 2」や「Torment: Tides of Numenera」、VRダンジョンゲーム「The Mage’s Tale」などの開発実績を有するゲーム開発スタジオです。

同ゲーム開発スタジオは、2017年7月にgumi VRより総額450万ドル(約5億円)出資され、「Wasteland: Frost Point」の開発やVRにおける事業展開が行われていました。

VRゲーム開発やVR/AR/MR/VTuberスタートアップへの支援

gumiは2017年3月にVR脱出ゲーム「エニグマスフィア」などを開発する株式会社よむネコをグループ会社化。現在よむネコでは、VR専用マルチプレイRPG「ソード・オブ・ガルガンチュア」を開発しています。

gumiはこれまで、VR/AR/MR領域のスタートアップ向けに資金提供やアドバイスなどを行う「Tokyo XR Startups」や、同社が参画するアメリカの投資ファンド「The Venture Reality Fund」などを通した事業展開を行っています。

また「Tokyo XR Startups」の第5期では、バーチャルタレント育成プログラムを新設し、バーチャルタレント・VTuber(バーチャルユーチューバー)支援プロジェクト「upd8」を運営するActiv8株式会社に出資を行うなど、VTuber事業にも注力する姿勢を見せました。

(参考)gumi 特別利益の計上に関するお知らせ(PDF)


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