2024年4月8日、ビジネス向けソーシャルVRプラットフォーム「Glue」を運営するGlue Collaborationは、フィンランドのヘルシンキ地裁により破産宣告を受けました。これにより、Glueのサービス提供が近日中に停止される可能性が浮上しています。
大手企業等で導入も、資金繰り困難か
Glue Collaborationは2017年にフィンランドで設立。ビジネスミーティングや教育、トレーニング等で利用できるソーシャルVRプラットフォーム「Glue」を開発・提供しています。2019年には約4.2億円の資金を調達。その後も技術開発とサービス改善を続け、「Glue」はドイツの最大手通信事業社の子会社であるT-Systems等で2年以上にわたり使用されていました。
現在、Glueは事業の売却先・承継先を見つけるための選択肢を模索しており、今後2週間でサービスの継続、または停止に向けた指針を検討します。CEOのJussi Havu氏は「サービス提供が続くかどうかは不透明だが、全力を尽くす」とコメントしています。
(参考)Glue Corporation