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テック 2016.07.19

VR作業環境アプリ「Envelop VR」がクローズドβ中

コンピュータでのあらゆる作業をVR空間内で完結させることを目指す「Envelop VR」が、初のクローズドβテストを開始しました。

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クローズドβテスト、参加者募集中

Envelop VR社は現在、Oculus Rift CV1、HTC Viveを始めとするVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)向けに、クローズドβテスト参加者を募集中です。

PCによる作業では、モニターという性質上同時に操作できるアプリケーションの数は多くなく、ウィンドウの切り替えだけで煩雑になってしまいがちです。

Envelop VRではそうしたPC上の作業をすべてVR空間に落とし込み、広大な作業環境を実現。たくさんのウィンドウを同時に開き、効率よく操作できるようになります。特にVRアプリケーションの開発においては、被って確認、外して調整、という手間が省けます。

さらにVRならではの没入できるインターフェースも備えており、3Dモデルを実寸で確認する、3次元でのグラフ化を行うなど、より高度な作業が実現できます。

プレイ動画を見る限りでは、VR空間内にウィンドウが複数展開していく模様が見てとれます。既にVR空間内で作業する仕組みとしては、SteamではHTC ViveとOculus Rift向けにVirtual DesktopBigScreenという2つのアプリが配信を開始しています。

HMDを外したら朝になっているような、没頭できる作業環境に期待が高まります。

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(参考)
Road to VR / Immersive Computing Platform ‘Envelop VR’ Begins Closed Beta Program(英語)
http://www.roadtovr.com/immersive-computing-platform-envelop-vr-begins-closed-beta-program/

※米Road to VRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。


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