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活用事例 2016.01.15

VRデスクトップ環境「Envelop VR」、Google ベンチャーズより、550万ドルを調達

もし、VR空間内の広大なディスプレイを使って仕事が出来たら。このようなVRコンテンツを開発する、Envelop VR社ですが、1月14日、Google ベンチャーズよりシリーズAにて550万ドルを調達したことが明らかとなりました。

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現在、VRはエンターテインメント分野で着目されがちですが「働き方」にも革命をもたらす可能性を秘めています。ほとんどの人にとって、PCでの作業はサイズに限りのあるモニター上で行われています。作業効率の向上のため、2、3台のモニターを接続しマルチモニター環境で作業する人もいるほどです。

Envelop VRは、VR上の縁のない広大なワークスペースにウィンドウを浮かせるような、長らく夢のように考えられていた環境を目指しています。既に同社は、シードラウンドにて200万ドルの増資を果たしています。

通常のPCで動作するような既存のアプリの利用に限らず、アプリとのインターフェースの提供も考えているとのこと。例えば、従来、平面ディスプレイ上で行われていたMaya(3DCGソフトウェア)での3Dモデルを、VR空間内で実物大で確認することができるようになるかもしれません

同社によると、Oculus Riftや、HTC Viveのような主要なヘッドマウントディスプレイでの対応を目指しており、2016年の後半にはプラットフォームの公開を予定しているとのことです。

関連記事:VR中でのマルチタスク環境の実現を目指すEnvelop VR、400万ドルを資金調達

(参考)
Envelop VR Raises $5.5 Million Series A from Google Ventures to Deploy VR Productivity Environment(英語)
http://www.roadtovr.com/envelop-vr-raises-5-5-million-series-a-from-google-ventures-to-deploy-vr-productivity-environment/

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