株式会社NTTドコモと日本特殊光学樹脂株式会社(NTKJ)は、ドコモが開発した「超広視野角VRゴーグル」に関するライセンス契約を締結しました。NTKJは法人向けにVRゴーグル向け超広視野角レンズの販売を11月16日より開始します。
ドコモは2019年4月に「超広視野角VRゴーグル」を開発、今回はそのVRゴーグルのレンズを法人向けに販売します。ドコモのライセンス契約先であるNTKJはプラスチック製レンズやディスプレイ用レンズなどの製造・販売を行う企業です。
ドコモが当初発表していた超広視野角VRゴーグルは、スマートフォンを装着してVRを体験するデバイスでした。レンズは低倍率の非球面レンズと高倍率のフレネルレンズが配置された構造です。「視野の中心はくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性が活用されています。レンズは受注生産、販売価格は問い合わせになります。問い合わせはこちら。
2020年11月11日から東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「光とレーザーの科学技術フェア2020 第7回紫外線フェア」では、「日本特殊光学樹脂ブース」にて、超広視野角VRゴーグルレンズを搭載したVRゴーグルのデモ展示が予定されています。
サンプル製品の仕様
超広視野角VRゴーグルレンズのサンプル製品の仕様は以下の通りです。
非球面部焦点距離 |
約33mm |
設計画角 |
(中心非球面部):約54度 |
配置設計 |
レンズ~眼:10.4mm |
材質 |
PMMA(アクリル樹脂) |