ドイツの自動車メーカーBMWは、ディーラーの技術者向けスマートグラス「TSARAVision Smart Glasses」を開発しました。ハンズフリーでマニュアル参照や電話確認ができ、作業効率向上を実現します。
作業効率向上狙う、今月中に米国内BMWセンターへの支給を予定
「TSARAVision Smart Glasses」は、BMWのエンジニアに向けて開発されたスマートグラス。デバイスを装着すると、図面等がレンズ上に映し出される仕組みです。スクリーンショット撮影や画像の拡大、そして音声操作に対応しており、作業者はハンズフリーで整備手順をチェック、作業効率の向上に役立てます。
さらに情報が必要な場合は、グラスを掛けたまま電話をかけられます。本社ドイツの技術者が、現場の整備士が見ている状況をリアルタイムで確認。適切な指示を与えます。マニュアルや電話、PCを手にする必要もなく、現場の作業に集中できるというわけです。
なお、BMWは「2019年6月までに、全米のBMWセンターや、一部のMINIディーラーへこの技術を導入する」との意向を示しています。