AR技術を中心にサービス開発を手がける株式会社MESONは、日本から世界へARの情報を発信するARコミュニティイベント「ARISE(アライズ)」の創設を発表しました。共催にはゲームクリエイター水口哲也氏が率いるエンハンス社、および株式会社サイバーエージェントにてXR(VR/AR/MR)開発に取り組む「XR Guild」の二社が参画します。
イベント第一弾となる「ARISE #1」は、東京にあるAbema Towersにて2019年8月3日(土)の11時より開催されます。「2019年のARを振り返り、これからのARの未来を考える」をテーマに、メガネ型MRデバイス「nreal light」を開発する中国のnreal社も登壇予定です。
ARISEは「日本発のグローバルARコミュニティを創る」「業界業種を超えて、より多くの人々がAR技術で価値を創造する」ことを実現するために発足されたARコミュニティイベント。日本のAR業界を牽引するトップランナーたちによるトークセッションや、「ARで何ができるのか」を体感できるデモセッション、ARの輪を広げるネットワーキングセッションなどが開催予定です。
中国のnrealによる開発者向けセッションも予定
「ARISE #1」では、中国の「nreal」による開発者向けセッションや、デジタル技術を応用した建築を手がける豊田啓介氏とエンハンス代表の水口哲也氏による対談セッションなどが予定されています。
また、株式会社Mogura代表取締役社長・Mogura VR News編集長の久保田瞬による2019年のARニュースの振り返りセッションや、国内のARスタートアップのファウンダーやエンジニアを招いたパネルディスカッションも開催予定です。
登壇者紹介
・XRメディアセッション
久保田瞬 / Mogura VR News Founder
慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。 ECベンチャー勤務を経て、2014年にVR/AR/MRの専門メディア「Mogura VR」を創設。以降、編集長を務める。2016年8月に株式会社Moguraを立ち上げ代表取締役社長。VR業界の成長を支える事業を展開しながら、ジャーナリストとしても活動中。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。
・スタートアップセッション
梶谷健人氏 / MESON CEO
ARクリエイティブスタジオMESONの代表。ARサービスのプランニング・体験デザインを主に手がける。大手グローバルブランドを含む複数企業にサービスデザインとグロースのコンサルティングも行っている。 「いちばんやさしいグロースハックの教本」の著者。2015年末まではVASILYでiQONという女性向けファッションサービスのGrowthを担当。 インド・アメリカにて現地スタートアップ向けにサービスデザインとグロースのメンタリング業務も経験している。
福田浩士氏 / meleap CEO
東京大学大学院卒業後、株式会社リクルートに就職。2014年に独立し、株式会社meleapを設立。“かめはめ波“を撃ちたいという想いからAR技術を活用し、ARスポーツ「HADO(ハドー)」を作りだす。現在、25カ国55箇所にHADOの店舗を展開。2016年からはAR/VR初の大会「HADO WORLD CUP」も開催。「テクノスポーツで世界に夢と希望を与える」というビジョンを掲げ、サッカーを超えるスポーツ市場の創造を目指す。
伊藤武仙氏 / ホロラボ、COO
一般社団法人T.M.C.N、Co-founder 理事 株式会社ホロラボ / Co-Founder、取締役COO 株式会社for Our Kids Co-founder 取締役 エレクトロニクス関連の商社にて国際的な技術調査と新規事業立ち上げに従事後、センサー技術のコミュニティTMCN立ち上げに参加し、以後コミュニティを活動のベースとする。2016年には子ども向けテクノロジー学習の教材開発販売やワークショップを行うfor Our Kidsをコミュニティメンバーと設立。また2017年1月には、同じくコミュニティメンバーでMixed Realityシステム企画開発を行うホロラボを設立し取締役COOに就任。B2Bを中心にMixed Realityの普及に尽力する。
森本俊亨氏 / Graffity Inc CEO
1994年生まれ。慶應義塾大学理工学部情報工学科にて機械学習を研究。ABEJA経営陣直下でのAI事業開発、PKSHA Technology AIアプリケーション開発、ドワンゴAIラボにてDeepLearningを利用した動画の次時刻予測の研究開発を経験。その後、2017年8月に同社を創業し、2018年12月に世界初のARシューティングバトル「ペチャバト 」をリリースしている。
・デベロッパーセッション
比留間和也氏 / MESON XRエンジニア・Unityエンジニア
2016年に株式会社コロプラに入社し、仮想現実チームにてXRコンテンツ開発に携わる。 代表作はDaydream向けゲーム「Nyoro The Snake & Seven Islands」。2019年にMESONにJoinし、現在はARコンテンツをメインに開発中。プライベートでもXR開発をしており、iOS/Android向けに「エルミナAR」を制作。 また「VRコンテンツ開発ガイド 2017」を共著で執筆、WebVRの章を担当。 日々の活動の記録をブログにて公開中。
服部智氏 / サイバーエージェント「XRギルド」リーダー
サイバーエージェント社内の技術調査・価値創出プロジェクトチーム「XR ギルド」リーダー。 AbemaTV開発部所属。2019年7月よりiOSチームから新デバイスチームへ異動。ハッカソン参加、受賞多数。
佐藤豪氏 / Psychic VR Lab, XR Engineer
現在VRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」のMR/ARサイドを担当。 VRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2019」絶賛開催中。個人では「YuNi/さよなら平成カウントダウンライブ UNiON WAVE – clear -」「chelmico/Player」「ももいろクローバーZ/MORE WE DO!」といった、 VTuberのライブ演出やミュージックビデオの映像を制作している。
・スペシャルセッション1
nreal
メガネ型MRデバイスデバイスを開発する中国のハードウェアスタートアップ。第一弾プロダクトである「nreal light」は88gという超軽量で見た目も通常のサングラスと変わらない形状のMRデバイスグラスで、高スペックながら499ドルという価格で発売が発表され、各所で大きな話題を集めた。 CES2019ではBest Startup Awardsを受賞している。 nreal lightは2019の9月からデベロッパー向け、来春から一般向けに発売を開始する。
・スペシャルセッション2
豊田啓介氏 / noiz パートナー gluon パートナー
建築家。東京大学工学部建築学科卒業。1996-2000年安藤忠雄建築研究所。2002年コロンビア大学建築学部修士課程修了(AAD)。2002-2006年SHoP Architects(New York)。2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoizを主宰(2016年より酒井康介もパートナー)。デジタル技術を応用した建築やプロダクトのデザイン、インスタレーション、コンサルティングなどを国内外で行う。
2017年より建築・都市文脈でのテクノロジーベースのコンサルティングプラットフォームgluonを、金田充弘、黒田哲二と共同主催。東京藝術大学芸術情報センター非常勤講師、慶応大学SFC環境情報学部非常勤講師、芸術情報大学院大学(IAMAS)非常勤講師。
水口哲也氏 / エンハンス CEO シナスタジアラボ主宰
2014年、共感覚とXRテクノロジーの融合を目指すスタートアップ、エンハンス(Enhance)社を設立。「Rez Infinite」(2016)、「テトリス エフェクト」(2018)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(2016)、共感覚体験装置「シナスタジアX1 – 2.44」(2019)など、新たな体験の拡張を目指している。
エッジ・オブ(EDGEof)共同創業者兼CCO、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授を兼任。
イベント概要
イベント名 |
ARISE: Spatial Experience Summit #1 |
開催日時 |
2019年8月3日(土)11:00~18:00 |
開催場所 |
東京都渋谷区宇田川町40-1 |
タイムスケジュール |
11:00~11:30……:開場 11:45~12:00……共催ご紹介 |
参加料 |
一般参加枠:3,000円 |
申し込み |