2019年12月にアップルが出願した、AR関連特許が米国特許商標庁より公開されました。同特許は、分散補償デバイス(dispersion compensation structures)が搭載されたHMDで、よりクオリティの高いAR体験の実現を目的にしていると思われます。
今回公開された特許の正式名称は、「分散補償が搭載された光学システム(OPTICAL SYSTEM WITH DISPERSION COMPENSATION)」です。投射されたイメージを反射する能力を有するホログラフィック・リソグラフィー(HOE)を搭載した、光学反射デバイスも実装されています。
アップルは、今回公表された特許のHMDを、使用者の目の近くにバーチャルイメージを表示するのに関係すると説明しています。このことから特許は、現在開発が進んでいると報じられているARグラスに関連していると推測されます。
アップルのaR関連特許出願続く
アップルは、以前からARグラス開発に関係する思われると特許の出願や取得を行っています。2019年12月には、音声に関する特許。2020年3月には、HMDのレンズ位置自動調整システムの特許出願が確認されました。4月からは、先端ディスプレイ技術やAR/VRアプリ開発者の求人募集もスタートしています。
(参考)Patently Apple