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活用事例 2020.06.18

アマゾン、新型コロナ対策にAR活用 オープンソース化も予定

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、人と人の間で6フィート(約1.82m)の距離を保つことが推奨されています。AmazonはARやAI(人工知能)を用いて、この距離を可視化するシステムを開発しました。社員の安全を守るために活用されており、オープンソース化も予定されています。

社員の反応は良好

Amazonが開発した「Distance Assistance」は、機械学習やARを組み合わせたソフトウェアです。モニターに映る人それぞれの足元には、社会的距離を示す緑色の円が描かれます。互いに近づき円が重なると、色が緑から赤に変化し、適切な距離が保てていないことを警告します。相手と離れれば、円の色は再び緑色に戻ります。

「Distance Assistance」に必要な機器は、50インチのモニター、カメラ、PCというシンプルな内容。電源さえあれば社内や倉庫のどこにでも設置できるようにしています。

Amazonはまず社内の一部にこのシステムを導入しましたが、社員の反応が良好なため、今後設置箇所を増やすとしています。さらに、システムに用いるソフトウェアはオープンソース化を予定。他社でも自由に採用できるようにします。

グーグルやSnapからも

社会的距離の可視化については、グーグルやスナップチャットもアプリ、ARフィルターを提供しています。

(参考)The Amazon blogPCMag


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