新型コロナウイルスへの対策で「検温」が注目されています。イタリアのフィウミチーノ空港ではスマートヘルメットを用いた体温確認を導入し、旅行者の症状チェックに役立てています。
検温結果をAR表示
フィウミチーノ空港が採用するのは、中国のKuang-Chi製スマートヘルメット”KC N901”です。このデバイスではウェーブガイドディスプレイを用いて、およそ8~15フィート(2.4~4.6メートル)離れた距離から体温を計測。ユーザーの目の前にかかるARディスプレイに結果を表示します。検温対象が1人のモード(体温を表示)と、群衆のモード(ヒートマップを表示)の2通りがあり、同時に大勢の旅行客を調べることも可能です。
同空港では、現在3台のKC N901を用いて乗客の体温をチェック。新型肺炎の疑いがないか確認しています。
触れずに検温、社会的距離の可視化等の活用事例
新型コロナウイルス対策でのAR活用事例は下記の記事でも紹介しています。
(参考)VRScout
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