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活用事例 2023.11.22

愛知県、中部国際空港でANAグループの「アバターロボット」を活用。児童・高齢者が体験参加

愛知県のオープンイノベーション事業「あいちデジタルアイランドプロジェクト」で、ANAグループのアバターロボットを活用する実証実験が始まりました。中部国際空港とその周辺地域で、オンライン学習体験やリモート接客業務などに使用されます。


(実証実験のイメージ。出所:愛知県)

この実証実験には、ANAグループ・avatarin株式会社のアバターロボット「newme(ニューミー)」が採用されています。すでに9月には児童向け学習体験が行われたほか、11月18日には高齢者の就労支援の実証実験も実施されました。今後も観光地への遠隔訪問などの活用・実験を重ね、2024年3月には20台以上のアバターロボットを同時稼働させ、海外からの展示会参加等も行う予定です。


(アバターロボット「newme」出所:avatarin)

高齢者が隣接市のイベント会場でリモート接客

「高齢者の就労支援」に関する実証実験は、高齢者や障害者などにとって、身体的な負担がより少ない就労の在り方を検証するために行われました。avatarinのほか、津島市シルバー人材センター、西尾張シーエーティーヴィ(以下クローバーTV)、三技協が共同で実施しています。

実験当日には、シルバー人材センターの会員がクローバーTV局舎(愛知県津島市)に滞在したまま、愛知県国際展示場(同常滑市)で「newme」を操作。「障害者ワークフェア2023」に訪れた来場客に対して、出展ブースの紹介や呼び込みなどが行われました。

実証実験に参加した各社は、共同発表のなかで「アバターロボットnewmeの活用を通じて、高齢者や障害者等の雇用機会の創出を図るとともに、人手不足の課題解決を目指していきます。」とコメントしています。

(参考)愛知県avatarin(1)avatarin(2)


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