ソニーグループの株式会社ソニーAIとANAグループのavatarin(アバターイン)株式会社は、次世代の遠隔操作ロボットの開発に向け、強力を基本合意する旨を発表しました。両社は誰にでも使いやすい次世代の遠隔操作ロボットの技術開発、および社会実装に関する検討を始動します。
次世代の遠隔操作ロボットは、人が物理的な作業を行うことが困難な場面などでの活躍が期待され、テレプレゼンス技術とともに、オフィスや店舗、家庭など、日常社会のさまざまな場面での利用が想定されています。
ソニーAIとavatarinの次世代の遠隔操作ロボット開発は、ソニーAIのAI・ロボティクス技術やソニーグループが有するセンシング、アクチュエータデバイス技術やノウハウと、avatarinの遠隔操作ロボット技術に関する技術や検証結果などを組み合わせて行われます。
ANAHDはアバターロボット活用の検証を実施
これまでANAホールディングス株式会社(ANAHD)は、同社が開発したコミュニケーション型アバターロボット「newme(ニューミー)」を活用した実証実験を実施しています。newmeを通じて、アート鑑賞のサービスや市の窓口相談を行っています。
「newme」は、アバターサービスを提供するためのプラットフォーム「avatar-in」を通じて、ユーザーが遠隔地からさまざまな体験を実現するためのアバターロボットです。VRやロボティクス、センサー、ハプティクス等のテクノロジーを用いて、各分野での取り組みが進んでいます。