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開発 2018.09.28

グーグル、Android向けAR機能をアップデート Xperia XZシリーズ過去機種も対応

グーグルはARプラットフォームARCoreのアップデートを発表しました。最新のARCore1.5では、アプリのメモリー消費やCPU負荷を低減。ARアプリ開発ツール「Sceneform」での編集機能も強化されています。

「ARCore」は、グーグルが展開するARプラットフォームです。複数のユーザーが同じAR空間にアクセスできる「Cloud Anchors」などの機能を特徴とし、ARアプリの開発を促進しています。

今回発表されたアップデートは、次の4点です。

gITF形式でロード可能に

アプリ開発機能「Sceneform」において、3Dデータフォーマット、gITF形式でのロードが可能になります。SFBフォーマットへの変換が不要となり、多数のgITF形式モデルを扱うのが容易になりました。

「Sceneform」のオブジェクトをカスタマイズ

「Sceneform」のライブラリからオブジェクトを利用する際に、カスタマイズが可能になります。新たにリリースされたソースコードを用いて、特定のアプリケーション向けに編集が出来るようになりました。

ポイントクラウドで各ドットにID割当

ARクラウド上に現実世界のデータを保持する点群データ(ポイントクラウド)において、フレーム間のポイントを紐づけられるようになりました。この実現のために、最新のARCoreでは、点群データ内の各ドットにIDを割振るAPIを実装しています。各IDは唯一のもので、一度視界から消えたポイントは新たなIDを割り当てられます。

対応デバイスの追加

初のクロームOS端末「Acer Chromebook Tab 10」、ソニーのXperia XZシリーズの過去機種など、ARCore対応の端末が追加されました。最新のリストはこちらから確認できます。

なお競合するアップルのARプラットフォームARKitでは、2018年9月最新の「ARKit2.0」がリリースされました。

(参考)Google Developers Blog


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