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AR/MR 2018.05.09

グーグル、ARCoreをアップデート 複数人が同じAR空間にアクセス

グーグルは開発者イベントGoogle I/Oにて、ARプラットフォーム「ARCore」のアップデートを発表しました。複数のデバイスから同じAR空間にアクセスできるアプリの開発が可能になるなど、より充実したARアプリの制作機能が追加されています。

今回発表されたのは、ポジショントラッキングとロケーションマッピングにより、スマートフォン向けのマルチプレイARコンテンツを作成できるARクラウドです。

マルチユーザーのARアプリを開発可能

今回のアップデートの目玉の一つは、「Cloud Anchors」です。複数のユーザーが同じAR空間にアクセス・共有するAR体験が実現します。さらにこの機能は、AndroidだけでなくiOSのスマートフォンにも対応しています。

公開された動画では、2人のユーザーが同時に、それぞれのデバイスを使ってお絵描きアプリ「Just a Line」で遊ぶ様子が見られます。

via GIPHY

よりリアルなAR

その他のアップデートとして、「Plane Detection」の機能があります。これまでよりも多彩なものに、よりリアルにARオブジェクトを重ねることができます。

モバイルに最適化

またグーグルは、3Dコンテンツになじみの薄いJavaデベロッパー向けに「Sceneform」の機能を発表しました。OpenGLのような3D APIの知識がなくても、ARアプリの開発が行えるようになります。グーグルによれば「Sceneform」はモバイル向けに最適化されており、動作しても端末のパフォーマンスを落とさないように配慮しています。

アップデートは5月8日から使用可能。詳細については、開発者向けウェブサイトで公開されています。

(参考)Road to VR
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