株式会社NTTドコモは、5G対応の16K・360度VR映像の生成や配信を可能にする映像配信クラウドシステムを開発、本システムを用いたライブ配信に成功しました。今後、スポーツや音楽イベントなどで新たな視聴体験を提供していくとのことです。
(16K360度VR映像のライブ配信)
今回ドコモが開発した映像配信クラウドシステムは、「16K360度VR映像のライブ配信」と「スーパーインポーズ映像のライブ配信」です。
「16K360度VR映像のライブ配信」では、複数の4Kカメラで撮影した映像をリアルタイムで処理し、16K以上の高画質な360度VR映像を生成、複数の映像に分割して複数台のプレイヤーに同時配信することが可能です。
(スーパーインポーズ映像のライブ配信)
「スーパーインポーズ映像のライブ配信」は、別々アプリでの再生が必要だったVR映像とマルチアングル映像を合成した映像として配信できるシステムです。VRヘッドセットやスマートフォンでアプリを切り替えることなく、シームレスに映像を視聴できるとのこと。本システムを活用することで、スポーツや音楽イベントなど様々なスタイルに対応するとしています。
通信キャリアが取り組む新たなライブ配信システム
VRを活用したライブ配信は、今回のドコモの他、KDDIやソフトバンクなど通信キャリアが取り組みを進めています。ドコモらは2018年頃よりライブ配信システムに取り組み、最近ではARを活用したプロジェクトも実施しています。