Googleは新たに発表したVRプラットフォームDaydreamの開発に2つの主要なゲームエンジンがネイティブ対応することが明らかになりました。19日にGoogle I/Oで開催された「VR at Google」というセッションで明らかになったものです。
UE4は既にネイティブ対応
Unreal Engine 4を提供するエピックゲームズ社は、Daydreamとのパートナーシップを発表し、19日時点よりUnreal Engine4(UE4)でDaydream向けのコンテンツを開発できることを明らかにしました。
なお、2016年5月20日時点ではGithub(ログイン必須)よりプラグインをダウンロードする形になりますが、6月1日にリリースされるバージョン4.12からはUE4のパッケージに組み込まれたネイティブ対応となります。
エピックゲームズは、Daydreamの特性としてコントローラーを挙げており、既に社内で制作したRPG風のVRゲームの様子を交えた動画を公開しています。
Unityは夏にネイティブ対応
一方、ゲームエンジンUnity向けには既にSDKが配布中です。ゲームエンジン内に組み込まれるネイティブ対応は2016年夏になるとのこと。新世代のグラフィックスAPIとして注目を集めているVulkanにも対応したものとなります。
Googleはこれらのゲームエンジンが対応することで、Daydreamの開発がより簡単にできるようになることを強調しました。
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