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開発 2024.04.05

Appleの「Vision Pro」に8th Wallが対応。新規WebARコンテンツの作成や既存コンテンツ展開が容易に

4月4日、NianticのWebAR開発プラットフォーム「8th Wall」が、Appleの空間コンピュータ/MRヘッドセット「Vision Pro」に対応しました。これにより、「8th Wall」を使った既存のWebARコンテンツをVision Pro向けに展開できるようになります。


(画像: 8th Wall)

「Vision Pro」向けXRコンテンツのデプロイに対応

8th Wallは米国カリフォルニア州で2016年に創業。2022年3月にNianticと合併し、独自のWebAR開発プラットフォーム「8th Wall」を制作・提供しています。2023年には画面内の「空」を識別しエフェクトを追加できる機能や、3次元位置推定機能、パススルー表示やマルチプレイヤー対応、ハンドトラッキング機能の追加などを発表しています。

これまで「8th Wall」を使ったコンテンツは、「Meta Quest」シリーズやスマートフォンといった様々なデバイスにデプロイできましたが、今回さらに「Vision Pro」にも対応。これにより、さらに多くのデバイスで「8th Wall」を使ったコンテンツが利用可能になります。また、クロスプラットフォーム展開対応機能「Metaversal Deployment」により、スマートフォンやMeta Quest向けに制作したコンテンツをそのまま「Apple Vision Pro」向けに展開できます。

Nianticが公開したデモ映像には、「Vision Pro」を装着した男性とMeta Quest 3を着けた男性が、一緒にバスケットボールゲームで遊ぶ様子が収録されています。

通話機能“ペルソナ”とARエフェクトの組み合わせも可能に

また「8th Wall」に実装されているARエフェクトを、「Apple Vision Pro」のアバター通話機能「Persona(ペルソナ)」と組み合わせて使用できるようになりました。「Persona」は、「Vision Pro」の外面カメラを使って、利用者を再現した3Dモデル(アバター)を制作し、そのアバターで通話ができる機能。空間自体に3Dアバターを表示する「Spatial Personas」機能も発表されています。


(画像: 8th Wall)

(参考)Niantic


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