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Vision Pro 2024.04.04

「Apple Vision Pro」の通話機能「Persona(ペルソナ)」で、3Dアバターを“空間表示”可能に

空間コンピューター「Apple Vision Pro」に、新機能「Spatial Personas」を導入するβ版アップデートが配信されました。これにより、空間内に他ユーザーの3Dアバターを表示して通話できます。

「Apple Vision Pro」は、Appleの空間コンピューティングデバイスです。現実とバーチャルを融合したMR(Mixed Reality)の体験が可能。片目4KのOLEDディスプレイ、多数のセンサーと2つのチップセットを内蔵。価格は3,499ドル(約50万7,000円)です。

今回搭載された「Spatial Personas」は、アバター通話機能「Persona(ペルソナ)」を“強化”するシステムです。これにより、実際に同じ空間にいるような感覚で、他ユーザーとの交流や会議が行えます

そもそも「Persona」は、「Apple Vision Pro」の外面カメラを使って、利用者を再現した3Dモデル(アバター)を制作し、そのアバターで通話ができる機能です。しかし、これまで「Persona」で作成したアバターは、“通話アイコン”のような平面ウィンドウに表示されるシステムでした。今回のアップデートにより、アバターを立体的に認識できるようになったと言えます。


(これまでの「Persona」。アバターはディスプレイ風に表示)


(「Spatial Personas」では、アバターの上半身が空中浮遊する形で登場)

「Spatial Personas」は最大5人まで同時接続が可能。使用時(FaceTime開始時)には、まず普通の「Persona」が起動する仕組みで、メニューから設定することで「Spatial Personas」に切り替わります。

「Spatial Personas」を使った(FaceTime)通話には、iPhoneやタブレットで同アプリを使用するユーザーも参加できます。通常の「Persona」と「Spatial Personas」が混在する形での通話も可能とのこと。

また通話の参加者は、SharePlayに対応するアプリ(「Apple TV+」や「Disney+」など)を一緒に視聴することもできます。

通話中に移動したい場合は、実際に部屋の中を歩いて位置を調整します。エリア外(部屋の間取りを越えた場所)の物には、バーチャル空間自体を“移動して”触れることできます。音響効果についても、選択した空間に合わせた調整が行われます。

(参考)Road to VRUploadVR

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