NVIDIA、VRの次世代技術アイトラッキングのSMIと提携

グラフィックボードメーカー大手のNVIDIAは、アイトラッキング技術を開発・提供するSMIとの提携を発表しました。24日から開催されるSIGGRAPHにて、展示を行います。
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SMIは250Hzという非常に遅延の少ないアイトラッキングを実現しています。同社はこの低遅延なアイトラッキング技術を、フォービエイデッド・レンダリングと呼ばれる描画手法に応用するとしています。このレンダリング技術により、人間の目の特性を逆手に取り、視野の中心部のみ高解像度のレンダリングを行い、周辺部は低解像度で描画するということが可能になります。その結果、描画に必要となる処理が軽減するとされています。

SMIのOEMソリューション・ビジネスのディレクターを務めるクリスチャン・ビルウォック氏は、今回の提携に関して「我々がNVIDIAと提携することができたのはアイトラッキング技術が優れているだけでなく、業界でそして一般消費者でも使えるようにするだけのアルゴリズムを備えていること」と述べています。

また、「アイトラッキングは次世代のVRヘッドマウントディスプレイに必ず重要な役割を果たすものだと考えています。フォービエイデッド・レンダリングに加えて個々人に合わせたディスプレイのキャリブレーションやバリアフリーなインタラクションの実現などを含んでいる」と述べ、アイトラッキング技術の重要性を強調しています。

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(参考)
http://www.mynewsdesk.com/us/pressreleases/nvidia-partners-with-smi-to-demo-foveated-rendering-for-vr-at-siggraph-2016-1486249?utm_campaign=send_list
NVIDIA Partners with SMI to Demo Foveated Rendering for VR at Siggraph 2016

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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