グーグルの新技術「Seurat」 デスクトップVRと同程度の描画をスマホで実現へ

 

モバイルVRはハードウェアの制約上、デスクトップPC接続型のVRと同じ程度の質でグラフィック描画することはかなわず、現状ではその差は大きいのが現状です。しかし、

Googleが発表した新技術「Seurat」によりモバイルVRの描画力が高められ、この差が縮められるかもしれません。

フランスの画家Georges Seurat(ジョルジュ・スーラ)にちなんで命名された「Seurat」は、まだその詳細については発表されていないものの、ある工夫をすることでデスクトップに劣らない質での描画をモバイル端末で実現します。

 「Seurat」自体が発表されたのは2017年5月18日ですが、すでにいくつかの開発者らには本技術を提供済みとなっています。例えばGoogle I/O 2017にて公開された、ILMxLABによる『Star Wars VR』などで早速活用されています。

https://www.youtube.com/watch?v=zC5NtUqeex0

動画と合わせて一部公開された情報によると、「Seurat」による工夫の肝は、3Dで構成された空間全体を、ヘッドセットを付けているユーザーが眺めうる範囲だけに再構成して描画するという点です。つまり、現在の位置から少し向きを変えたり移動することで生じる視差を考慮して、3D空間の見え方が不自然にならない程度に描画する面を限定させることで、コンピュータの処理の負担が軽減し、モバイル端末でも高品質な描画を実現する仕組みとなっています。

Googleにとって、同社が打ち出した高品質なVRを実現するプラットフォームDaydreamのエコシステムを活性化させる上で、パフォーマンスの制約があるスマホVRの技術開発を進めるのは重要な問題となっています。Daydream対応のスマートフォンもすでに複数登場しており、さらに今年中にはHTCとLenovoからDaydream対応の一体型VRヘッドセットが登場する予定です。

https://www.youtube.com/watch?v=Zr7X5AWxyOY

Googleはさらに、PCでの編集作業をすぐにVRに反映して確認できるプレビューツールも作り上げています。このようなツールが利用できるようになると、Daydreamより力強いものとなると期待されます。

(参考)
Google’s Seurat Aims To Bring ‘Desktop-Level Graphics’ To Mobile VR
https://uploadvr.com/googles-seurat-aims-bring-desktop-level-graphics-mobile-vr/

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