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テック 2017.11.16

落合陽一氏ら、広視野角・網膜投影のメガネ型HMD発表

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、新たな広視野角の透過型(シースルー型)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を発表しました。このHMDは2017年11月15日から17日にかけて開催された国際放送機器展「Inter BEE 2017」にて発表され、ピクシーダストテクノロジーズ社の代表取締役である筑波大学学長補佐・助教授、落合陽一氏のTwitterでも告知されています。

今回発表されたピクシーダストテクノロジーズ社のHMDはメガネ型のデバイス。網膜投影での表示となります。網膜投影型のディスプレイはAvegant社などが開発を進めていますが、Avegant社のデバイス「Glyph」は透過型ではありませんでした。

今回発表された技術では透過型で広い視野角を確保し、また理論的には発表された3Dモックイメージ程度のサイズまで小型化が実現できるとのこと。

筑波大学の落合陽一研究室(Digital Nature Group)とピクシーダストテクノロジーズ社は、10月22日に広視野角の透過型HMDを実現する映像投影技術Air Mounted Eyepieceを発表しています。Mogura VR編集部の問い合わせに対して、落合陽一氏は本HMDがその「続編」と回答。本HMDに使用されている空中投影技術は特許出願済であり、実際の小型化および製品化は今後チャレンジしていく見通しです。

 

今回発表されたHMDに使用されている技術について、同氏のTwitterによれば、11月19日(日)23時30分からTBS系列で放映されるテレビ番組「情熱大陸」にて詳細が語られるとのことです。

(参考)
・Pixie Dust Technologies 公式サイト
・落合陽一氏(@ochyai) Twitterアカウント

2017/11/16 20:45……発表された画像が3Dモックである旨、および小型化や製品化が今後のチャレンジである旨を追記、記事を修正いたしました。


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