株式会社メタリアル子会社の株式会社MATRIXと株式会社ロゼッタは、翻訳サービス「YouConnect」と仮想オフィス「RozettaOffice」の販売を中止しました。いずれもメタバース事業における注力領域の「選択と集中」による経営判断とのことです。
今後は「オンヤク」「どこでもドア」、「Project Genesis」へ注力
「YouConnect」は2021年5月21日リリース。ユーザーが⺟国語で話すと、その内容が相⼿の⾔語に翻訳・字幕表⽰されるサービスでした。今後は、ロゼッタの提供する会議音声翻訳ツール「オンヤク」への注力を進める方針とのことです。
他方、「RozettaOffice」は2022年9月22日リリースの仮想オフィスサービス。代わりに、MATRIXの提供するメタバース共有プラットフォーム「どこでもドア」およびメタバース自動生成AI「Project Genesis」に傾注するとのこと。
「どこでもドア」はユーザーが画像や360度映像をアップロードして、自由に歩き回ることのできるメタバース空間を作成・共有することができ、主にイベント開催などが用途として想定されています。また、「Project Genesis」は現在プロトタイプの段階ですが、YouTubeで進捗が発表されています。ユーザーが入力したプロンプトに応じてメタバース空間を自動生成するサービスとなる見込みです。
(参考)プレスリリース