8月25日、XRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営するPsychic VR Labは、NECパーソナルコンピュータ株式会社とともに、山形県とイノベーション創出に関する連携協定を締結しました。
(出所:Psychic VR Lab「STILY MAGAZINE」)
山形県は、様々な社会課題を解決するため、2022年度から「Yamagata yori-i project(ソーシャルイノベーション創出モデル事業)」を行っています。山形県企業振興公社を事業主体とし、県内で活動する20-30代の起業家が若手コーディネーターとなって、フィールドワーク・データ分析を進めていました。
2023年8月には、「yori-i project」ボードメンバーで環境アーティストのサイヒロコ氏による人材育成プログラムの一環として、「スタートアップステーション・ジョージ山形」に拠点を置いた「ヤマガタリアルメタバース研究所」を設立。県内の企業や大学・工業高校と連携しながら、メタバース「山形県」構築を目指します。
(出所:山形県)
Psychic VR Labによれば、「yori-i project」は3ステップに分かれ、同社は「step2」に当たる「共創の拠点」づくりに参画。XR活用の機運醸成、リアルメタバースに触れる場の提供、「アート思考」の表現を学ぶ取り組みなどをサポートする予定です。
8月29日に行われた締結式において、Psychic VR Lab取締役COOの渡邊信彦は「山形県の方々とSTYLYを活用したたくさんのコンテンツを創っていきたい」とコメントしました。
地方自治体のXR/メタバース連携協定、続々と
地方自治体が企業とXR/メタバース分野で連携協定を結ぶ事例は、2022年頃から増えています。都道府県レベルの事例として、ANA NEOと北海道、KDDIが大阪府が協定締結を発表しています。また2023年にも、REALITY XR CLOUDと大阪府が協定締結を発表しています。
(参考)Psychic VR Lab、山形県