カメラなしでユーザーの動きを認識し、VRでの操作にも使用可能な“服のように着るコントローラー“である「e-skin」。9月27日、同製品を開発する株式会社Xenomaが追加の資金調達を行ったことが明らかになりました。
今回の同社の資金調達は、総額2億円の資金調達ラウンドとなります。出資元はBeyond Next Ventures株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の3団体。Beyond Next Ventures社からの同社への出資は、2016年に続いての追加出資となっています。
この調達により、同社はe-skinの法人向け受託開発に対応するための体制を強化するとのことです。また、2019年をターゲットに一般コンシューマにリーズナブルな価格で提供するための新しい生産技術開発の推進も行うとのこと。
Xenomaは、東京大学・染谷隆夫研究室から2015年11月に設立されたスピンオフベンチャーです。e-skinは、伸縮性エレクトロニクスをコア技術が活用されています。着心地は一般の服のようなものとなっており、洗濯も可能となっています。
e-skinを用いることで、格闘ゲームやダンスゲームなどでの身体性の高いコンテンツに対して直観的なユーザー体験が得られるとのこと。また、ジョギングやヨガなどの運動フォームや、工場などの作業員のモニタリングにも活用することが可能です。
e-skinは、2017年9月にはe-skin Developer’s Kitの個人向け販売のために、米クラウドファンディングKickstarterを行い、目標額($50,000)を達成しています。
e-skinの体験レポートはこちら
【体験レポ】着るコントローラー「e-skin」その実力はいかに?
(参考)
スマートアパレルe-skinを販売する東大発ベンチャー株式会社Xenomaへ追加出資 / PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000017460.html