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開発 2019.08.07

写真取り込みで絵がアニメ化する「Wonder Painter」に注目 VR/ARも

絵を“アニメ化”するアプリ「Wonder Painter」が注目を集めています。このアプリはVR/ARに対応しており、絵や造形物を撮影することで3D化。ユーザーはこの3Dデータを使用し、ゲームや映像、VR/AR体験などを制作することが可能です。

2019年8月現在、「Wonder Painter」は3種類(アプリ、ブラウザサービス、SDK)の形式でユーザーに提供されています。

様々な機能を備える

「Wonder Painter」では人工知能や機械学習を活用。絵や造形物を撮影することで、制作したオブジェクトを3D化することができます。ユーザーは、自分の作ったキャラクターなどを活用し、映像やインタラクティブなビデオゲーム、VR/AR体験などを制作することが可能です。各分野のコンテンツクリエイターやゲームスタジオ、おもちゃ会社などを対象として販売されています。

開発元である中国のXiaoxiaoniu Creative Technologiesは、「Wonder Painter」の特徴や主なユースケースをまとめた動画もアップロードしています。動画はそれぞれ「WONDER PAINTER THEATER」「WONDER PAINTER GAMES」「WONDER PAINTER 3D」として、YouTubeに投稿されています。それぞれについて軽く紹介しましょう。

WONDER PAINTER THEATER

「WONDER PAINTER THEATER」の映像からは、ユーザーが描いたキャラクターを主役とした物語を制作する様子が確認できます。物語の要所では、必要に応じた(雨を防ぐもの、主人公を助けるものなど)オブジェクトの追加が必要となり、それぞれのユーザーがオリジナルの物語展開を作ることが可能となっています。

WONDER PAINTER GAMES

「WONDER PAINTER GAMES」では、「WONDER PAINTER THEATER」と同様に、ソフト内に取り込まれた制作物が動く様子が見て取れます。本モードでは、ユーザーは制作物をゲームのように自由に動かすことができます。

「WONDER PAINTER GAMES」のSDKは、ゲームデベロッパーにパズルなど知育要素も含まれたアクションゲームの製作環境を提供します。既存のおもちゃを活用した、MR体験の構築なども考えられます。

WONDER PAINTER 3D

「WONDER PAINTER 3D」の映像からは、制作物をARで3Dアニメ化する様子が確認できます。3Dアニメ化された馬やイモムシは、身体の各部が可動するようになっています。米メディアVRScoutによれば、これらの“可動化”は追加のプログラミングや手動でのアニメーション設定などを必要とせずに行えるとのこと。

https://www.youtube.com/watch?v=pQVlApn0TTI https://www.youtube.com/watch?v=3M_QpmA9exI

(参考)VRScout

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