台湾のスマートフォンメーカーHTCは、VRコンテンツの制作を行っている米WEVR社に1,000万ドル(約12億円)の出資を行うことを明らかにしました。出資はHTCの子会社BVIを通じて行われ、WEVRの株式の15%を取得します。
HTCは、Valve社とともにVRヘッドマウントディスプレイHTC Viveの開発を行っており、今年末までの発売を目指しています。PC向けOculus Rift、PS4向けProject Morpheusと並び没入感の高いゲーム体験を実現するデバイスとして注目されています。
WEVR社はこれまで、Oculus RiftとHTC Vive向けに『theBlu』や『Space Shuttle Endeavour』などのVRコンテンツを制作してきました。また、自身でも総額100万ドルの支援プログラムを立ち上げており、個人開発者等とパートナーシップを結んでいます。
HTCが今回の出資を通じてHTC viveのコンテンツ拡充を図っていることは間違いないでしょう。
(参考)
HTC – Announcement for investment in WEVR, Inc. by HTC Corporation through subsidiary, H.T.C. (B.V.I.) Corporation(英語)
http://investors.htc.com/phoenix.zhtml?c=148697&p=irol-newsArticle&ID=2072034