Ciscoは2021年10月26日、ARに対応した会議機能「Webex Hologram」を発表しました。同社は、「ARを活用し、バーチャルと対面のコラボレーションのギャップを解消する」としています。事前参加プログラムの申し込みはこちら。
今回発表されたWebex Hologramは、ビデオ会議のWebexと3DCGが組み合わさったリアルタイム会議ソリューション。Magic LeapやMicrosoft HoloLensなどのARヘッドセットとの互換性があります。人物の写真のようにリアルタイムで3DCGを表示し、「あたかもその場にいるかのような臨場感」が実現されるといいます。
Webex Hologramでは、プレゼンターが物理的なコンテンツとデジタルコンテンツ両方の共有も可能。例えば自動車メーカーを例に挙げると、会議の参加者はARで共有された自動車の物理的なプロトタイプを見ながら、自動車のエンジンや足回りを調べたりフィードバックしたりすることができます。
また、複数のユーザーが遠隔で参加できる「1対多」のプレゼンター体験もサポートしています。
Webex Hologram 紹介動画
Cisco Hybrid Work Indexの調査によると、従業員の64%が、リモートワークができるかどうかが仕事を続けるか辞めるかに直接影響すると回答しています。そして、柔軟な勤務形態を提供が進むなかで、物理的な物体を使った設計やトレーニングなど実践的なコラボレーションを必要とするチームにとっては課題となっています。同社はそうした課題についてWebex Hologramを使うことで、参加者はこれまで対面でしかできなかった方法で対話することができるとしています。
(参考)Cisco