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VTuber 2024.03.06

VTuberになりたい人は必見! デビューのためのおすすめツール&サービスまとめ【Live2Dアバター編】

春は新しいことを始めるのにピッタリのシーズン。心機一転して、VTuberを始めてみたい人もいるはず。VTuberの活動には、さまざまなツールやアプリが必要で、何から揃えるべきかを調べるのが難しいところ。

今回は、Live2D製アバターを使ったVTuberに向けた、おすすめのツール&アプリを紹介します。

Live2Dアバターとは?

Live2Dアバターとは、株式会社Live2Dの開発によるソフトで作成されたキャラクターモデルのことを指します。3Dアバターのように全身を動かすといった表現は難しいですが、顔の各パーツの細かな変化は表現しやすく、VTuberの表情を豊かなものにできるのがポイントです。そのため、ゲーム実況や雑談配信など、アバターが大きく動く必要のない(表情のリアクションが重視される)タイプの生配信では、広く利用されています。アバターを動かすには「自分の身体と2Dボディを同期するアプリ」「WEBカメラ(orスマートフォンカメラ)」が必要です。

Live2Dアバターを作るor入手する

選択肢1.「Live2D Cubism」で制作する

自分でイチからオリジナルアバターを作りたい方には、2DアニメーションツールLive2D Cubismがおすすめです。Live2D Cubismは、2Dイラストを立体的に動かせるツールで、VTuberだけでなく、アニメやゲーム業界でも広く普及しています。「にじさんじ」「ホロライブ」など大手VTuber事務所でもLive2Dが利用されています。

振り向きに合わせて髪を揺らすなど、各パーツに動きをつけて連動させられるので、発想次第で無限の可能性が生まれるのが大きな魅力。フリー版も配布されており、アップデートも積極的に行われているので、VTuberとともにクリエイティブな活動を始めたい方に向いています。

ただし、2Dアバターをデザインするだけでなく、Live2Dの学習が必要不可欠で、他の手段より難易度が高く必要な時間は多め。その代わり、初心者向けチュートリアルや月額制のオンライン講座などが充実しており、YouTubeでもクリエイターによる解説動画が公開されています。

より高度な機能が使える「Live2D Cubism PRO」もありますが、学生(教職員含む)の場合、学割で3年間プランが76%OFFに。本格的な創作活動を目指す学生はぜひ検討してください。

公式サイトはこちら

選択肢2.「nizima」でアバターを買う

イラストは描けないけれどVTuberになりたい人は、VTuber向けLive2D公式マーケット「nizima」の利用がおすすめです。2DイラストやLive2D作品が販売されており、自分の好きなイラストやクリエイターの制作したVTuberアバターを利用できます。販売作品は全てnizima側で審査済みで安心です。

Live2D作品の場合、プレビュー機能でアバターの動きを事前に確認が可能のため、きちんと動作するのかを確かめられるのもポイント。2Dイラストの場合、パーツ分けされたデータで販売されており、こちらはLive2Dの技術による統合が必要です。なお、1点販売されている作品も数多くあり、それらを利用すれば他のVTuberと姿が他のユーザーと重複しないというメリットがあります。

理想の自分をとことん追求したい場合には、オーダーメイドプランが良いでしょう。クリエイターに希望したデザインのイラストを制作してもらえ、Live2Dの場合はモデリングまでお願いできます。

公式サイトはこちら

「BOOTH」でアバターを買う

「BOOTH」はクリエイターたちがさまざまな創作物を販売するオンラインマーケットです。近年3Dアバターが人気ジャンルとなっていますが、Live2Dの2Dアバターも幅広く展開しています。

数多くのクリエイターが参加するマーケットのため、作品のバリエーションが豊富。ただしnizimaと違ってアバター専用マーケットではないため、Live2Dモデルとイラストを分けて検索できないデメリットもあります。また、販売物ごとに使用できるトラッキングアプリが違うので、事前に説明文の確認が必要です。

BOOTHのLive2Dページはこちら

coconalaでクリエイターに依頼する

各分野のクリエイターに依頼できるスキルマーケット「coconala」では、「キャラクターモデリング」というジャンルがあります。こちらでは、VTuberをやりたい人がオーダーメイドの2D・3Dモデルを発注できます。

依頼するクリエイターの情報が数多く掲載されているのが強みで、本人確認や秘密保持契約、スケジュールなどがひと目で確認可能です。制作物に関してもパーツ分けが可能か、無料での修正回数やお届け日数まで把握できるのは嬉しい点。さらに、依頼者からの評価・レビューも見られます。

キャラクターモデリングのページはこちら

VTuberのアバターを動かす

PCとiPhoneを使い「nizima LIVE」で動かす

Live2D公式トラッキングソフト「nizima LIVE」は、アバターと自分の顔をカメラで同期して、表情をトラッキングできるPCアプリです。PCのWebカメラで使用できますが、iPhoneアプリ「nizima LIVE TRACKER」を利用すれば、さらに高精度な動きを実現できます。

パラメータ調整機能を使えば、目パチや口パクから髪の毛の揺れまで、パラメータ単位で細かく動きの調整ができます。また、アップデートによりハンドトラッキングにも対応しました。その他、アイテム機能やエフェクトも用意されています。

無料プランから利用可能で、年間売上にあわせて月額/年額プランが用意されています。公式なので、Live2D Cubismで自作したアバターはもちろん、nizimaで買ったアバターを使う場合にもおすすめです。

公式サイトはこちら

PCとスマホで「VTube Studio」を使う

海外発の「VTube Studio」は、Live2Dモデルが動かせる2DVTuber向きのトラッキングアプリです。スマートフォン(iOS/Android)アプリからSteamのPCアプリにフェイストラッキングデータを送り、2Dモデルを動かせます。

機能も充実しており、アイテム機能やVFXエフェクトなどもあります。また、Live2Dでのハンドトラッキングも可能です。PCのWebカメラで使用する場合、無料DLCをダウンロードすれば、NVIDIAのGPU「RTXシリーズ」と組み合わせて、トラッキング精度を大幅に向上させられます。

機能はすべて無料で使えますが、画面に表示されているミニキャラクター(透かし)を消す場合はDLCの購入が必要。また、複数人のコラボを実現するDLCも販売されています。海外製ですが、UIは日本語にも対応しています。

Steamページはこちら

PCで「3tenePRO」を使う

「3tene」は3DVTuber向けのPC用トラッキングアプリですが、有料版の「3tenePRO V4」はLive2Dモデルに対応しています。PerfectSync用パラメータを実装し、豊かな感情表現が可能になりました。ただし、nizimaのLive2Dモデルは動作対象外です。「3tenePRO V4+LIVE2D」パッケージとして販売されています。

公式サイトはこちら

PCで「Animaze」を利用する

海外発の「Animaze」は、Live2Dにも対応したアバター動作ツールです。webカメラを使用した時のトラッキングの滑らかさが特徴です。VTuber黎明期に良く利用された「FaceRig」の後継機として知られ、オリジナルのLive2Dアバターを持っていなくても、多数のアバターがツール内に用意されているのもポイントです。商用利用するためのサブスクリプションプランも用意されています。

Live2Dアバターを直接導入する方法もありますが、「Animaze Editor」という専用ツールを使って、アバターの動作や解像度をより細かく設定可能です。ただし、「Animaze Editor」の設定の難易度は少し高め。アバターの動作にこだわりたい人は利用を考えてみても良いでしょう。

インストールはこちら

PCで「NICE CAMERA」を利用する

「NICE CAMERA」は、ZOOMなどのオンライン会議でアバターを利用できるツールですが、VTuberの配信活動にも利用可能です。Live2Dアバターにも適応しており、Webカメラを使ってVTuberとして活動できます。

配信画面のレイアウトなどもカスタマイズ可能で、映像収録ツールを使えばすぐに配信できるのも特徴。さらに、AIキャラクターと音声で会話できるモードも搭載されています。

製品サイトはこちら

映像を収録する

「OBS Studio」で録画、配信する

「OBS Studio」はライブ配信用に広く普及しているオープンソースのPCソフトです。映像ソースと音声ソースを組み合わせ、自由に配信向け画面を構築し、配信できるツールとして、多くのVTuberやストリーマーに愛用されています。

VTuberの録画、配信のために必要な機能がすべて備わっており、ゲーム画面のキャプチャーや音声ミキシング、画面切り替えのトランジションまで完備。nizima LIVEやVTube Studioなどでアバターの動きを画面に取り込めるので、VTuberにとっては必須級のソフトとなっています。

価格は無料で、Windows。MacOS、Linuxにも対応。価格は無料です。

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配信画面を飾る

「スコラボ」で配信画面をデザインする

「スコラボ」はライブ配信者向けの、配信画面デザインツールです。4000点以上の素材を提供しており、素材を組み合わせて画面を自由に構成できます。Webサービスとして提供されるため、アプリなどのダウンロードも不要です。

テンプレートには背景やテキストはもちろん、チャット表示、時計、カウンターまであります。すでに持っている画像や動画も表示可能。組むためのアシスト機能として、ガイドやパレットも用意されています。

利用は無料(ログインが必要)で、各種素材は商用利用OK。さらにマーケット「スコマド」には、多数のクリエイターによる有料素材も配布されています。作成した配信画面は、OBS Studioなどに取り込んで使用します。

公式サイトはこちら

「OKUMONO」でサムネイルを飾る

「OKUMONO」は、配信・動画・サムネイルの背景に使える商用フリー素材のサイトです。デザインごとにカテゴライズされた素材を無料で利用でき、素材の編集や加工も自由に行えます。

また、フレームをまとめた「OKUMONO +F」やエフェクトやトランジションなど動画素材の「OKUMONO +V」のページも公開されています。さらに、BOOTHでの有料素材セットやpixivファンボックスでの限定素材も提供中です。

公式サイトはこちら


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