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VTuber 2021.05.25

VTuberのモデルは自作派? 依頼派? 使っているツールを40名に聞いた【MoguLiveアンケート結果】

「VRoid Studio」や「Vカツ」など、現在さまざまなVTuber用のアバター制作ツールがリリースされています。実際、現在活動しているVTuberはどういったツールを使って、デビューしたのでしょうか? MoguLive編集部では、VTuberを対象にTwitterでアンケートを実施。今回その結果を発表します。

今回、回答してくれたVTuberは40名。そのうち3Dモデルが23名、2Dモデルが13名。2Dと3Dの併用が、(場面ごとに描き下ろしを含め)4件となっていました。

使用しているツールは上記の通り。「Unity」「Blender」「VRoid Studio」「Live2D+トラッキングアプリ」の使用者が多く、(Q3データと組み合わせると)2Dモデルを自作したVTuberはほぼ「Live2D」を使用していると言えます。

また、VTuberモデルを「すべて自作した」と回答したのは16名。「すべてクリエイターに依頼した」は8名。「一部を自作し、不足部分をクリエイターに依頼した」は6名。その他の回答としては「企業が作成したアバターを利用している」や「サイトで販売していたものを購入した」といったものがありました。(Q2データと組み合わせると)3Dを自作しているVTuberは20名で、うち11名が「VRoid Studio」を使用しているようです。

さらに満足度を見てみると「満足している」は16名。「だいたい満足している」は14名。「少し不満がある」が10名。Live2Dを使って2Dモデルを作成しているVTuberは、全員が(だいたいを含め)満足しているという結果となっています。一方、3Dモデルを外部に依頼したり購入したりした7名のうち5名は「少し不満がある」と回答していました。

最後に「VTuberのツールに関して、改善してほしい点や実装してほしい機能、あれば使いたいと思うオプションなど」という自由回答形式で記入してもらったところ、以下のような回答がありました。一部抜粋して紹介します。

ワークフローが VRoid Studio だけで完結しなくなると、細かな調整のたびに各種フォーマットの変換やテクスチャのマッピングなどの手作業が発生して不便。Blender の VRM 用プラグインが不安定で、クラッシュしたり処理途中でエラーになってデータが中途半端に壊れたりして不便。(※3Dモデル使用、「VRoid Studio, Unity, 髪以外はVRoid Studio。Blenderにてアセットの髪を結合。最後に Unity で VRM に変換」と回答)

高スペックゲームと同時に起動しても気にならないくらいの軽さが欲しい
(※2Dモデル使用。「Live2D+トラッキングアプリ」と回答)

3Dしかない場合、ゲームなどで使える簡易的な2Dとかを簡単に作ることができなかったり、服を着替えるのが大変だったり、バーチャルでイベントをやる時のシステムがプラットフォームによって違うのでモデルを持って行くのが大変だったりする。(3Dモデル使用。「Unity, V Magic Mirror」と回答)

3Dの表情をもっとしっかりトラッキングしてほしい
(※3Dモデル使用。「blender, Unity, Hitigata」と回答)

スマホアプリ、iPadアプリで気軽に録画でき、かつモデル・背景ともに任意の素材が扱えるものがもっと増えて欲しい。フットワーク軽くかつオリジナリティのある活動がしたいので。(※2Dモデル使用。「Live2D+トラッキングアプリ」と回答)

色んな演奏者さんやダンサーが自由に動きながらパフォーマンスできるフルートラッキングほしいです!(コントローラーなし、指までトラッキングできるメニュー操作可能なツール)(※3Dモデル使用。「VRoid Studio, blender, Unity」と回答)

シワや姿勢による年齢表現、肥満や痩せ型や筋肉質の選択肢が増えるとより個性が出せるのではと期待しています。プロポーションの調整や身長の設定を数字で指定できるなどあればclusterなどに行ったときにも思ったより大きい/小さいとなることが減ってキャラ性を守れそうだなと思います。(※REALITY使用)

VRoid Studio単体で小物を持てる機能の追加、衣装のバリエーションを増やしたいのでカスタマイズ性を増やしてほしい(※3Dモデル、「VRoid Studio」と回答)

総括してみたところ、モデルを自作しているVTuberや、自作+依頼または購入したものを自分で改造しているVTuberは、総じて満足度が高い傾向にあり、要望に関しても、フルトラッキング希望や衣装バリエーションの増加など、より向上的な意見が多い印象です。一方で、企業や外部サイトからモデルを受け取ったVTuberは、細かな調整やプラットフォーム間の移行などの点で不満を抱える傾向があるようです。

VTuberデビューを考えている方は、今回のアンケート結果を参考に、自分に合ったモデル探しを考えてみてはどうでしょうか?

MoguLiveでは下記の記事で、おすすめツールについて詳しく紹介しています。


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