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活用事例 2016.10.17

VRの認知度、VRHMDの購入意向などの調査結果が発表

2016年10月13日、株式会社ビデオリサーチインタラクティブは、同社が実施したVRの認知度・VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)の受容性に関する調査結果を発表しました。調査対象者は、15~69歳のPCユーザー20,765サンプルとなっています。

結果の主なポイントとして、VRに対する内容理解度を聞くと、全体の8.8%が「内容まで詳しく知っている」と回答、「内容を少しは知っている」を含めた「内容理解率」は36.8%に達したとのことです。

さらに「言葉を知っている程度」までを含めた認知率は66.6%となりました。一方で、「AR」や「360度動画」については、それぞれ40%程度の認知率であり、内容理解率はVRの半分程度になっています。(図表1)

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図表1:「VR」「AR」「360度動画」という単語の浸透状況(全体)

また、VRについての説明・概要を提示のうえでVRHMDの関心度を聞くと、全体の7.2%が「非常に関心がある」と回答し、「やや関心がある」を含めたVRHMD関心者層は25.1%と、4人に1人の割合。一方で、「全く関心がない」「あまり関心はない」とする無関心層の割合は、55.2%と過半数を示しています。(図表2)

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図表2:VRHMDの関心度(全体)

これをVRの内容理解度別でみると、より深くVRを理解している層ほど関心度が高い傾向になっていることがわかります。(図表3)

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図表3:VR内容理解度別 VRヘッドマウントディスプレイの関心度

続いて、「Oculus Rift」「PlayStation VR」「HTC Vive」などのハイエンドモデルと、「Google Cardboard」「ハコスコ」などのエントリーモデルのそれぞれについて今後1年以内の購入意向を聞くと、「ぜひ購入したい」「購入してもいい」とする購入意向率は、ハイエンドモデルが全体の15.7%を示し、エントリーモデルの12.8%を上回っています。ただし、両モデルとも「購入したいとは思わない」が過半数を占めています。 (図表4)

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図表4:VRヘッドマウントディスプレイの今後1年以内の購入意向(全体)

これら両モデルいずれかの購入意向率は17.4%であり、これを性別でみると、男性(24.4%)の方が女性(10.6%)よりも高くなっています。年代別では、男女とも若年層ほど購入意向率は高い傾向にあり、特に男性15~19才では47.0%となっています。また、VRの内容理解度別でみると、深く理解している層ほど購入意向率は高く、さらにVRHMD関心者では55.3%と過半数が購入意向を示しています。 (図表5)

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図表5:属性別 VRヘッドマウントディスプレイの今後1年以内の購入意向率

なお、VRに関する調査については、動画マーケティングを支援する株式会社Viibar(ビーバー)による、20代〜60代までの男女1,207名を対象にしたVRに関する調査結果なども発表されています。

※当結果は、株式会社ビデオリサーチインタラクティブによる、スマートフォンユーザーやタブレットユーザーにおけるアプリや専用サイトなどのサービスの利用状況調査レポート「スマコン(SmartDevice Contents Report)vol.11」の予備調査結果を使用したものです。

(参考)
ハイエンドモデルのVRヘッドマウントディスプレイ今後1年以内の購入意向率は15.7%
http://www.videoi.co.jp/release/20161013.html


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