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ロボットアームを使い、VRで遠隔手術 グローブで触覚も再現

ドイツのアーヘンで開催されたEricsson’s Innovationで、ロンドンのRoom Oneはモバイル通信技術とVR技術を組み合わせた遠隔手術のデモを行いました。遠隔手術では、遅延や精度、安定性などが重要になるだけに、協業しているエリクソンの5G通信技術をアピールするための展示と考えられます。

この展示では、5Gロボットアームとグローブの組み合わせを使用。VRヘッドセットを着用している参加者に、模型でできた腎臓の映像と音声をリアルタイムでストリーミングし、検査を行う、というもの。参加者は、手術を行っている外科医が手袋の中で受ける触覚を感じ取れるように、触覚フィードバックパットを装着したとのこと。

この技術は、医療の学習にも利用することができます。学習者は世界の反対側にいても操作している、触覚と共に学習することができます。

医療分野におけるVRの大きな可能性

VRの専門家らは、教育、特に医療分野におけるVRの大きな可能性を長い間、唱えてきました。Room Oneはその可能性を現実に変えようと努めています。

https://www.youtube.com/watch?v=GJFLZDskJmk

Room OneのMahdi Yahya室長は「”接続革命”は産業革命よりも大きい。我々の技術はまだ始まりにすぎない。インターネットによる遠隔手術、完全没入型の仮想世界の創造など、未来を実現するのがクリエイター、デザイナー、技術者として、私たちの義務です。」と述べています。

今後は医学生向けにCGI版を開発

このデモを制作するにあたって、Room Oneはエリクソン、BT、King’s College London(KCL)、およびOPTOと共同で制作したとのこと。ロボットアームとグローブを接続するために使用される5G技術は、エリクソン、BT、KCLによって開発され、OPTOは参加者が使用するヘッドセットを開発し、Room Oneは触覚フィードバックパッドの設計、デジタル腎臓のプログラム、デモで使用されるライブストリーム技術を提供しています。

Room Oneは現在、医学生が完全に没入型した環境で手術の手順を実践しながら学習できる機会を提供する手術のCGI版の開発にも取り組んでいます。

遠隔手術では、通信による遅延や位置の精度が重要となります。今回展示されたデモがどの程度の精度かは不明です。遠隔手術は、医療分野におけるVRの活用方法として、実現するときが来るかもしれません。

(参考)
Room One
http://roomone.com/

VR is Radically Transforming Surgeryー(英語)
https://vrscout.com/news/vr-transforming-surgery/

この記事を書いた人

Jack Masaki

VRやAR、画像処理、ロボットビジョンについて研究している学生。VR、ARコンテンツに触れるだけではなく、自分でコンテンツを制作しVR、ARの面白さ、楽しさを広める活動をしている。

SNSアカウント:
Twitter:@JackMasaki

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