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ロボット操作 2019.04.23

JAL、VR活用の遠隔操作ロボットを開発 羽田空港で案内業務実施

日本航空株式会社(JAL)は、株式会社インディ・アソシエイツのVR技術を用いた遠隔操作ロボットをベースに、空港での活用を想定したアバターロボット「JET(ジェット)」を開発しました。

JETはWi-Fi通信を利用した人型の遠隔操作ロボットです。操作者はVRヘッドセットを装着し、ロボットの移動や腕と顔を動かすことによる感情表現、ロボットを介した利用者との音声通話を行うことができます。

JALは、2019年4月22日から4月24日までの期間中、羽田空港にてJETによる利用者の案内業務のトライアルを実施。空港スタッフの代わりに利用客を案内します。本トライアルは、ロボットの試験導入の経験を持つ日本空港ビルデング株式会社「Haneda Robotics Lab」の協力のもと行われます。

2020年から一部実用化を目指す

JALは、国内外の空港でさまざまな案内業務を想定したトライアルを実施し、JETの活用方法を検証。それに加えて、操作性の向上や案内業務以外への活用を目的とした機能強化を行い、2020年からの一部実用化を目指す、としています。

JALは「この技術を活用することで、出産、子育て、介護などにより在宅勤務を行う社員が遠隔で業務を行うことも可能となることから、お客さまへのサービス品質向上とともに社員の働きやすい環境づくりにも貢献できる技術として検証を進めていく」とコメントしています。

VRを活用した遠隔操作ロボットについての記事は、以下から読むことができます。

(参考)日本航空株式会社 プレスリリース


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