中国の大手スマートフォンメーカーVivoが、同社初となる自社製ARグラス「Vivo AR Glass」を発表しました。同ARグラスのお披露目は2019年6月26日から上海で行われているアジア最大規模のモバイル分野の展覧会、Mobile World Congress Shanghaiで行われました。
2019年6月27日現在、「Vivo AR Glass」の詳細な仕様は判明していませんが、6DoF(※)のトラッキングが実装されていることが公表されています。
(※6DoF:デバイスの向きと位置情報の両方を認識するトラッキング)
スマートフォンと接続して使用
「Vivo AR Glass」は、Vivoが同ARグラスと並行して開発を進めている5G対応の新型スマートフォン(※)に有線接続して使用します。新型スマートフォンは「Vivo AR Glass」のバッテリーとしても機能します。
(※:2019年6月27日現在、正式名称は不明)
Vivoによると、現在「Vivo AR Glass」は主に「ゲーム」「オフィスワーク」「5Gシアター」「顔識別」「物体認識」の計5つの使用用途を想定して開発しているとのこと。ARグラスのプロモーション映像からは、食事前に「Vivo AR Glass」を使用してゲームを楽しむ男性の姿が確認できます。
新型スマートフォンと同時期に発売か
2019年6月27日現在、「Vivo AR Glass」の販売価格や正式な発売日は明らかになっていませんが、その仕様(専用スマートフォンで動作)から、Vivoの5G対応の新型スマートフォンと同時期に発売されるものと推測されます。The Vergeによると新型スマートフォンは、2019年の第3四半期に発売予定とのこと。発売日や販売価格に関するVivoの今後の発表に、注目が集まるところです。
(参考)The Verge