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投資 2023.04.26

VRバスケゲーム「Blacktop Hoop」のVinci Games、510万ドルの資金調達を実施

人気VRバスケットボールゲーム「Blacktop Hoops」を手がけるスタジオ、Vinci Gamesは510万ドルの資金調達を発表しました。今回の調達資金は「Blacktop Hoops」の開発に充てられます。

この調達はエンターテイメント特化ファンドのMakers Fundが主導し、シリコンバレーのスタートアップ投資プログラムY Combinator、ソフトウェアへの投資に特化したファンドSoma Capital、非営利財団Pioneer Fund、サンフランシスコのベンチャー企業Anorak Ventures、韓国の投資企業BonAngelsTwitch共同創業者のKevin Lin氏が参加しています。Vinci Gamesは以前にもY Combinatorの支援を受けており、2022年9月にはKickstarterキャンペーンを成功させ、60,000ドルを獲得しています。

高評価を得ている「Blacktop Hoops」

OculusのNathaniel Ventura氏と、CD Projekt RedでThe Witcherシリーズのリードゲームデザイナーを務めたMaciej Szcześnik氏によって製作された「Blacktop Hoops」は、VR用に設計された直感的な操作やシステムが特長です。

2022年4月にアルファ版がリリースされた同タイトルは現在、1v1・2v2・3v3・4v4マッチを含む多数のオンラインマルチプレイヤーモードを実装しています。4月18日にオープンベータを開始しており、現在App Labでは約9000人のユーザーから【4.9/5】の星評価、Steamでは約500人から「非常に好評」のレビューが寄せられました。今回のオープンベータでは、「Rising Legends Pack」と呼ばれる最初のDLCがゲームに導入され、現実世界にインスパイアされた5人の新しいAIボスが登場します。

Vinci GamesのCEOであるVentura氏は、「我々は、バーチャルリアリティにおける次世代の競技スポーツを構築できることに興奮しています。今回の資金調達は、私たちのチームを成長させ、VRの境界を押し広げる画期的な新機能やコンテンツを製作する上で役立ちます。Blacktop Hoopsは、ライトユーザーからヘビープレイヤーまで幅広い層がプレイできるよう、一から設計されています。手に取るのは非常に簡単ですが、マスターするのは困難です。Y Combinatorに参加している間に、VRスポーツゲームのエレクトロニック・アーツを構築し、Blacktop Hoopsを皮切りにあらゆるプラットフォーム向けの次世代アーケードスポーツゲームに注力していきます」とコメントしています。

(参考)Road to VR
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