PC向けVRヘッドセット「VALVE INDEX」などを手がけるValveが、VRの専門知識を持つ従業員の雇用を加速させています。これを受け、海外メディアRoad to VRは、同社が新型デバイスの開発を進めているのではないか、との見解を示しています。
約4年ぶりの新型デバイスか
Valveは、2019年に「VALVE INDEX」を発売しました。PC接続型VRヘッドセットとして、コアユーザーを中心に支持を得ています。後継機となるデバイスは発表されていないものの、2022年12月に公開されたインタビュー記事によれば、Valveのプロダクトデザイナーが「進行中の社内(VR)プロジェクトが複数存在している」とコメント。新型デバイスの開発に期待が寄せられています。
VR関連の記述が求人情報に
YouTuberのBradley Lynch氏は4月、「Valveは最近、VRディスプレイと光学系の経験を持つ2名を新たに迎え入れ、そのうちの1人は『次世代Valve IndexとSteam Deck製品』の立ち上げを担うコンサルタントである」とコメントしています。
Valve has made a couple VERY notable hires recently for their hardware teams
One being what seems to be their first full-time Display architect that has a fluent history in OLED/HDR
And a consultant focused on bringing “Next Gen Valve Index” products for commercial launch pic.twitter.com/nGpo859ore
— Brad Lynch (@SadlyItsBradley) April 23, 2023
またRoad to VRは、Valveの求人情報に着目。一部の求人でVRに関する記述が追加されたことを確認しました。例えば、Visual & User Experience Designerの求人情報には、業務内容として 「デスクトップ、モバイル、ハンドヘルド、VRで使用するUIの作成」という文言が追記されているとのことです。
そのほか、ハードウェアのソフトウェアエンジニアの求人情報には、「次世代のVRおよびハンドヘルドゲーム製品」、「コアVRテクノロジー(トラッキング、光学キャリブレーション、ディスプレイカスタマイズ)」に関連する新たな文言が加えられたといいます。
(参考)Road to VR