ゲームエンジン「Unreal Engine 5(UE5)」のOculusブランチが公開され、Meta Quest 2向けのコンテンツをUE5で開発することが可能となりました。
LumenやNaniteは利用不可、現状は4.27を推奨
UE5は2022年4月に正式リリース。ライティングシステムの「Lumen」や、仮想化マイクロポリゴンジオメトリシステム「Nanite」など、リアルタイムレンダリング等に向けた機能が強化されています。しかし、これらのコア技術はVR開発では現状利用できないとのこと。
またMetaは、UE5のOculus Branchにおいて、以下の機能がまだ実装されていないことを明らかにしています。
・パススルーまたは空間アンカー
・レイトラッチ(Late Latching)
・アプリケーションスペースワープ(Application SpaceWarp)
・モバイルトーンマップサブパス(Mobile Tonemap Subpasses)
・サンプルプロジェクトとショーケースプロジェクトの UE5 への移植
これらの機能が未実装となっているため、Metaは現時点におけるVRアプリ開発にはUnreal Engine 4.27の使用を推奨しています。
(参考)Epic Games、Oculus for Developers、UploadVR
Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。