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活用事例 2022.09.05

富山県、地域の課題解決を目指すデジタルソリューションを公募。募集例にはメタバース活用案も

富山県が、地域課題をデジタル技術を用いて解決する法人事業者およびプロジェクト案を8月より公募しています。公募締切日は9月20日(火)、 業務委託期間は2023年3月29日(水)までとなっています。


(2022年9月5日、富山県特設サイト「Digi-PoC TOYAMA」より引用)

富山県の関係人口を増やすプロジェクトをデジタルで

本取り組みはデジタルソリューション推進事業の一環として行われます。予算上限は500万円、もしくは1,000万円の2つから、条件付きで応募者が選択できます。エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が、本事業の運営業務を受託します。

富山県では「暮らす、仕事をする、訪れる」など県と関わりがあり、県自体に愛着を持つ人々を「幸せ(関係)人口」と定め、その人口規模を1,000万人に伸ばすことを目指しています。この関係人口には県外在住者も含まれており、今回の公募では関係人口の新規創出と、継続的な繋がりを構築するためのデジタル施策を募っています。

県特設サイトのプロジェクト例には、「県外在住者が、メタバースでの体験を通じて本県に興味を抱き、理解を深め、継続的に本県を訪れたり、県産品を購入するようになるなど」との記載があり、バーチャル空間を活用したプロジェクト案が期待されていることが伺えます。

昨今、地方自治体がバーチャル空間やVR、ARを用いた地域新興施策を打つ事例は増えつつあります。直近では、群馬県の「メタバースワールド事業」や、兵庫県養父市の「バーチャルやぶ」事業などが挙げられます。バーチャル空間やVR、ARを使って、県自体に愛着を持たせ県外から人や資本を呼び寄せたり、県内の交流を活性化させる試みは今後も増えていくと考えられます。

応募資格

応募には、以下の条件を満たすことが挙げられています。

(1) 法人格を持った団体であること。
(2) 提案内容を確実に遂行できる体制を有し、優れた企画能力を有すること。
(3) 常時、対面又はオンラインで打合せを行うことが可能な体制を整えていること。
(4) 富山県内において事業展開を行っている、または行おうとしていること。
(5) 提案する実証実験について、同一年度内に国や他自治体からの委託や助成を受けていないこと。
(6) 宗教団体や政治活動を主たる活動の目的としていないこと。
(7) 法令等もしくは公序良俗に反していない、あるいは反するおそれがないこと。
(8) 反社会的勢力又はそれに関わる者との関与がないこと。
(9) 別紙1『「富山県デジタルソリューション推進事業 Digi-PoC TOYAMA」参加のための同意・誓約事項』の内容に同意・誓約すること。

スケジュール

募集開始

2022年8月17日(水)

募集締切

2022年9月20日(火)

1次審査

2022年9月下旬

2次審査

2022年10月上旬

契約締結、実証実験の開始

2022年10月下旬

実証実験の終了

2023年3月3日(金)

成果報告

2023年3月

応募方法、問い合わせ先

県の特設サイト「Digi-PoC TOYAMA」より応募書類フォーマットをダウンロードの上、必要事項を記入し応募フォームから提出を行います(実施要領はこちらから)。審査結果は、採用の有無に関わらず後日書面で通知し、富山県ホームページにて採否結果を公開予定です。

【問い合わせ先】
「Digi-PoC TOYAMA」事務局
〒930-0858 富山市牛島町18番地7号 アーバンプレイス9階
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社北陸支社
(ドコモビジネスソリューションズ株式会社富山支店内)
※問い合わせはすべて、特設サイトの「お問い合わせ」から要連絡。

(参考)富山県特設サイト「Digi-PoC TOYAMA」実施要領


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