Home » 群馬県「メタバースワールド事業」の製作事業者が決定、2022年12月オープン予定


活用事例 2022.08.30

群馬県「メタバースワールド事業」の製作事業者が決定、2022年12月オープン予定

8月26日、群馬県「メタバースワールド事業」の製作事業者が決定しました。ワールド製作者は株式会社スピードの代表取締役である岩木勇一郎氏、アートディレクターは柴田 晃宏氏が務めます。ワールドの完成予定は12月です。


(ワールドイメージ図、群馬県公式サイトより引用)

デジタルクリエイティブ人材育成を狙う群馬県のメタバース事業

群馬県の「メタバースワールド事業」は、メタバースワールドの企画・作成・運営を個人か法人かを問わずに広く公募し、審査を経て決定した応募者に業務委託するというもの。委託期間は2023年3月31日(金)までとなっています。

主となる業務は、群馬県のデジタルクリエイティブに特化した若年人材育成拠点「tsukurun」の利用者などの作品が展示されるワールド作成です。ワールドは群馬県民の小中高生が拡張・発展させる予定で、将来的には展示を行った人同士が交流できる空間になることを想定しています。

審査を経てワールド製作者とアートディレクターが決定。審査員コメントも発表

書類審査およびプレゼン審査を経て、ワールド製作者は岩木勇一郎氏、アートディレクターは柴田 晃宏に決定しました。

岩木氏は、「デジタル×エンタメ」「どんなことでもおもしろく」をビジョンとする株式会社スピードの代表取締役であり、ICT人材育成事業にも力を入れています。柴田氏は、アニメ「忍たま乱太郎」第1期オープニング 演出・原画やゲーム「マリオパーティ DS」 アートディレクターの経験を有します。


(左より順に、VR蕎麦屋タナベ氏、​​バーチャル美少女ねむ氏、若山理事)

審査は県職員のほか、VR蕎麦屋タナベ氏、バーチャル美少女ねむ氏、一般社団法人XRコンソーシアムの若山理事の民間審査員3名により行われました。製作者決定に際し、民間審査員の各コメントも発表されています。

【VR蕎麦屋タナベ氏】

「子供たちがデジタルの世界で想像力を解放し創作できるよう機器や場所、そしてメタバースという世に発表する部隊まで提供する群馬県の取り組みは本当に素晴らしいと思います。微力ながら参加できたことを嬉しく思います。今回選ばれたワールドのデザインはワクワク感、今後の拡張性、ウェブサイトと連携など素晴らしいアイデアでした」

【バーチャル美少女ねむ氏】

「メタバースの住人目線で、実際にワールドに行きたくなるか、ワクワクするか、という観点で審査に参加させて頂きました。現実と仮想世界を繋ぎ地域のクリエイティブの促進する今回の試み、とても楽しみにしています」

【XRコンソーシアム 若山理事】

「群馬県の小中高校生が制作した作品がメタバース上のワールドに展示され、世界中の人々がそれらの作品に触れられる機会が作られるのは素晴らしいことだと思います。この機会が、小中高生の皆様がデジタル作品を楽しく制作するきっかけになることを期待しています」

(参考)群馬県


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード