Home » Tokyo VR Startups始動。選抜された5チームと元スクエニ和田氏ほか多様なメンターが発表


活用事例 2016.01.13

Tokyo VR Startups始動。選抜された5チームと元スクエニ和田氏ほか多様なメンターが発表

1月12日、日本におけるVR開発の支援を行うTokyo VR Startups株式会社は、支援を行う対象となる5社を開所式を行い、支援を行う5チームを選抜しました。また、同時に、5チームをサポートするメンターが発表され、国内外の多様な顔ぶれが明らかになりました。

Tokyo VR Startupsは、東京・箱崎にある専用のインキュベーションセンターを通じて、日本での VR のオープンイノベーションを加速させ、日本から世界を目指すプロダクト・サービスを産み出すことを目標としているインキュベーションプログラムを実施。スマートフォン向けゲームを開発する株式会社Gumiの100%子会社で、Gumiの代表取締役國光宏尚氏が社長を、ゲームジャーナリストでデジタルハリウッド大学非常勤講師の新清士氏が取締役を務めています。

プログラム参加チームは 2016年1月から6月までの6ヶ月間でVRプロダクト・サービスのプロトタイプ開発を行います。各チームは3月、6月の2回にわたってデモデーを実施し、進捗発表及びメンターからのサポートを受けます。

5チーム及びメンターは以下の通り。

株式会社 IcARus(代表 村下 熙)

「空を人類にとってもっと身近に」をテーマに、ドローンに搭載したカメラとVRヘッドセットで「空の視点」を獲得できることに注目。これまでもAR的に、2機のドローンの視点を2人のプレイヤーがそれぞれ見ながら、操縦し、空中戦を行うゲームなどを開発。今後はさらに実用的なプロダクトを開発したいとのこと。

株式会社 桜花一門(代表 高橋 建滋)

開発者が制作したコンテンツを展示するイベントを主催している団体Ocufesの代表でもあり、個人制作者の高橋建滋氏。同氏はこれまでも数々のコンテンツ制作、イベント展示やテレビで芸能人にOculus Riftを被せるなど、普及につとめてきました。今回のプロジェクトでは「時間停止」をテーマにしたゲームを制作するとのこと。

CANDLIFY VR Technologies株式会社 (代表 芳賀 洋行)

CANDLIFY VR Technologies株式会社は、これまでもモバイル向けのVRアプリを開発し、海外では数十万ダウンロードを達成してきました。VRアプリ開発システムを元に、360度動画などのVRコンテンツを様々なVR プラットフォームに迅速、容易に配信できるオーサリングツール「InstaVR(http://instavr.co/ ) を提供するとのこと。すでにアプリはベータ版がリリースされていますが。今後ブラッシュアップ、正式リリースを目指します。

株式会社ハシラス(代表 藤山 晃太郎)

健康器具「ジョーバ」を使った乗馬レース『Hashilus』、簡易なブランコを使ったジェットコースター『Unity COaster2 -Urban Coaster-HARDMODE』など数々のアトラクション的コンテンツを開発・展示してきたチームHashilusのプロデューサー藤山晃太郎氏が法人化。今回のプロジェクトでは「出張型VR遊園地」の実現に向けて取り組むとのこと。

株式会社よむネコ(代表 新 清士)

これまではスマートフォン向け脱出ゲームを制作してきた同社。今回のプロジェクトでは、これらのノウハウを元に、VR ならでは新しい体験ができる脱出ゲームを量産化でき、様々な設定やストーリーに適応できるソリューションの開発に取り組むとのこと。

メンター(五十音順)

各メンターのプロフィールはこちらを御覧ください。
青柳 直樹氏(グリー株式会社 取締役 執行役員常務)
秋山 貴彦氏(株式会社4Dブレイン 代表取締役)
荒木 英士氏(グリー 取締役 執行役員)
五反田 義治氏(株式会社トライエース 代表取締役)
佐々木 瞬氏(株式会社ヒストリア 代表取締役)
庄司 顕仁氏(ディライトワークス株式会社 代表取締役)
ティパタット チェーンナーワシン氏(The Venture Reality Fund パートナー)
橋本 和幸氏(NVIDIA Japan シニアディレクター・エンタテインメントテクノロジー)
丸山 茂雄氏(株式会社トゥー・フォー・セブン取締役)
山口 真氏(株式会社フジテレビジョンコンテンツ事業局長)
和田 洋一氏(元株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役)


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード