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投資 2021.11.08

NFTゲームのThe Sandboxが約100億円調達、「オープンメタバース目指す」

NFTゲームプラットフォームのThe Sandboxは、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2を中心とした投資家から9,300万ドル(約100億円)を調達しました。The Sandboxの共同設立者であるSebastian Borget氏は、「今回の投資はNFTゲームだけではなく、ファッションや建築、バーチャルコンサートなど、The Sandboxのクリエイター経済の発展に寄与する」とコメントしています。

The Sandboxは2018年創立。現在はブロックチェーンゲーム開発企業である香港のAnimoca Brandが株式の過半数を所有しています。同社のNFTゲーム「The Sandbox」は、プレイヤーが$SAND(The Sandboxによるトークン)を使って、自分が所有するバーチャルな土地(LAND)で構築・所有、その経験を収益化できるバーチャルゲームの世界です。月間アクティブユーザー数は3万人を超え、そのうち50%のユーザーが1日に1時間以上利用しています。

ソフトバンクのVision Fund 2による暗号資産への初の投資となった今回のシリーズBラウンドでは、Animoca Brands、True Global Ventures、Galaxy Interactive、SCB 10X、Polygon Studios、Samsung Nextなどが参加しました。

今回の資金調達は、前回のラウンドから1年余りが経過し、月間アクティブユーザー数が急速に増加し、プラットフォーム上での取引量が1億4400万ドル(約164億円)を超えたことを受けたものです。

The Sandboxは今後の展開について、2022年に予定している初のバーチャルコンサートやコミュニティ・トークンの発売などを挙げており、「今後5年から10年の長期的なビジョンは、主要なオープンメタバースの一つになることです」と述べています。

(参考)The SandboxReuters


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