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話題 2023.09.23

【東京ゲームショウ2023】編集部が見てきたXR・メタバース関連の注目ブース

東京ゲームショウ2023(TGS2023)が、2023年9月21日から24日まで千葉・幕張メッセで開催中です。Mogura VRでは、メタバース会場である「TGS VR 2023」も特集していますが、ビジネスデイである21日・22日に現地取材を実施。編集部が見つけた注目のブースを速報でお伝えします。23日・24日の一般デーに参加される方はぜひ参考にしてみてください。

VR歩行用デバイス「KAT VR」体験ブース【Hall9 E14】


画像はTwitterより引用

VRの歩行用デバイスとして、ゲームセンターなどに導入されているのが「KAT VR(キャットブイアール)」です。TGSでは、公式ブースだけでなく、バンタンゲームアカデミーブースなど、さまざまな場所で展示されています。その特徴は、VR空間を自分の足で歩いているかのような体験ができること。専用の床をすり足のようなかたちで歩けば、自分が向かいたい方向へと移動可能です。この歩行体験はかなり新鮮。手のコントローラーで移動する以上に「歩いている」と実感できます(もちろん、その分しっかり疲れます!)。身体を動かすのが好きな人には体験してほしいデバイス、この機会に、一度試してみませんか?(試遊は非常に並ぶため、早めに向かうのがおすすめです)

公式サイトはこちら。

KAMITSUBAKI STUDIO発のVRゲーム「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」【Hall1 01-S02】


バーチャルアーティストレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」発のVRゲーム、バーチャル・シンガー「花譜」のMR体験コンテンツ、新作ノベルゲームがそれぞれ体験可能となっています。なかでも注目は、VRゲーム「神椿市建設中。VIRTUAL REALITY」(開発:Gugenka)です。理芽さんらしき謎の少女と出会い、巨大な怪物と戦闘するまでのシーンを体験できます。戦闘は歌を聴きながらのシューティングゲームスタイル。KAMITSUBAKIファンであれば見覚えのある“アレ”と戦闘できます。

公式サイトはこちら。

FIGNNY制作VRゲーム「Magic Stone Guardians」【HALL9-E19】


タワーディフェンスVRゲーム「Magic Stone Guardians」の体験が可能です。本作では、こちらに向かって大量の敵が押し寄せてきますが、プレイヤーは直接手出しができません。そこで、マジックストーンを使って味方を召喚し、自分を守ってもらう必要があります。試遊してみたところ、最初はかなりゆったりとした展開のゲームだなという印象でしたが、時間が経つにつれて敵が湯水の如く湧くので、両手がとても忙しい……! 大量の敵に囲まれたときの絶望感を含めて、かなり没入してしまうゲーム体験となっています。

公式サイトはこちら。

thirdvers制作VRゲーム「SOUL COVENANT」【Hall 9-E23】


thirdversの新作VRゲーム「SOUL COVENANT」の試遊ができます。今作は、仲間の遺骸をもとにした武器で敵と戦うというダークな雰囲気のアクションゲームです。試遊では、多数の敵に囲まれた中での接近戦や、巨大なボスとの戦闘を体験できます。戦闘はかなり歯ごたえあり。両手で大鎌を振るったり、ビームを貯めて発射したりといった派手なアクションを楽しめつつも、敵との戦いはまさしく“死闘”といった雰囲気です。くれぐれもラストまで敵からは目を背けないように……!

公式サイトはこちら。

ケーブルから解放されたPCVRを実現する「nofio」+フルトラ【Hall 9-E24】


オーストラリアのスタートアップIMRnextが展示しているのは、超低遅延のワイヤレス技術。PC接続型のVRヘッドセット向けには、Valve Index用の無線アダプター「nofio」を展示しています。ブースでは、出展を支援しているIntoFree株式会社が扱っているトラッキングデバイス「Tundra Tracker」と組み合わせた全身トラッキングのVRをケーブルから解放された状態で体験できます。Meta Quest 2などの一体型のVRヘッドセットを体験しているかのような感覚で高品質かつ没入感満点の超リッチなVRを体験しちゃいましょう。

2022年に実施したプロトタイプ版のレビューはこちら、当時よりも製品化に近づき、デバイスとして洗練されていました。

公式サイトはこちら


(Valve Indexに装着されたnofioの受信部と発信部)

clusterで好きな自動車を選んで爆走できる「爆創クラブ」【Hall2 -N15】

国産のメタバースサービスとして知られるclusterのブースでは、今回新たに発表されたトヨタら国内自動車メーカー8社とのワールド「爆創クラブ」のデモを体験できました。座組がビッグなこともあってか、VR版の体験には列が……。好きな車種を選んで、フィールドを好き勝手走り回りながら、パーツを集めていくと、最後にカスタマイズされた車が完成するというコンテンツ。レースゲームのような楽しみ方とは異なる「爆走して創る」楽しみを目指しているそうです。スマートフォンでも体験できますが、「VRヘッドセットで体験してほしい」とのこと。ブースでは、公開前のデモを体験できます。

リリースを取り上げた記事はこちら

リリース前に体験!PS5版「Roblox」【Hall 7-C03】


Geekout社のブースでは、同社が推進する日間ユーザー数6,500万人超えのゲームプラットフォーム「Roblox」のコンテンツが展示されています。開発者イベントで発表されたばかりで、リリース前のPlayStation 5版のデモも展示されています。Robloxというとシンプルな見た目のゲームが多い印象ですが、PS5でプレイしても遜色のないグラフィッククオリティを高めたゲームが登場しています。今回PS5で体験できるのは、そんな筆頭格であるFPS「FRONTLINES」。コールオブデューティなどの名作FPSに触発されて制作されたRoblox内のゲームで累計5,700万アクセスを超えています。これまでにないクオリティのRobloxを体験してみましょう。


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