9月21日(木)から10月1日(日)にかけて開催される、「東京ゲームショウ2023」のVR会場「東京ゲームショウ VR 2023(TGSVR2023)」。今年で3度目の開催となるVR会場の、今回のテーマは「天空に浮かぶゲームの国」。昨年のダンジョンから一転、舞台は広大な空へと移りました。
今回からはPCやVR機器だけでなく、スマートフォンからでもアクセスできるようになり、会期も4日間から11日間に大幅拡大。機器の面でも日程の面でも、より行きやすいVR会場となっています。
そんなまもなく開催の迫る「TGSVR2023」ですが、MoguLive編集部は開催に先駆けて、会場の先行体験を行うことができました。本記事にて、「天空に浮かぶゲームの国」の様子がどうなっているのか、その一部をお伝えいたします。
今回の会場には”飛んで行く”!
まず、「TGSVR2023」から大きな変更点がひとつあります。今回からダウンロードするものが専用アプリではなく、「xambr」というアプリになります。
これまでTGS VRの基盤として採用されていたプラットフォームですが、今回単体アプリとしてリリース。その中のコンテンツのひとつとして、「TGSVR2023」へアクセスができます。
早速「xambr」から「TGSVR2023」へアクセスすると、そこは空に浮かぶ船の甲板。今回の会場となる「ゲームアイランド」への到着(=データダウンロード完了)までの間、ここで基本操作の説明を受けることができます。
「TGSVR2023」の目玉である「魔法」も早速使ってみました! 今回体験できたのは基本となる花火のようなエフェクト。ボタンを押すだけで簡単に放つことができます。
やがて、船は「ゲームアイランド」に到着。船の発着場からは、会場の全景が一望できます。そして、近くにあるワープゾーンにふれると……
「ゲームアイランド」の中心へたどりつきます! 最初に訪れるのは、巨大な樹がそびえる中央エリアです。
中央にそびえるのは「GAME TREE」という巨大な樹です。ここには、TGS VR初となるメインシアター「GAME TREE THEATER」へのワープゾーンが用意されています。
各出展エリアへの移動ポイントも、中央エリアに設置されています。出展エリアも同様に空に浮かぶ島。そこへの移動方法は「カイトに乗って飛んでいく」です。こちらも、移動中(=データダウンロード中)は空の上を飛んでいく演出が用意されています。
訪れることができる出展エリアは「岩山」「森林」「砂漠」の3種類。それぞれでロケーションがしっかりと異なっており、さらには住んでいる住人も異なります。
これまではNPCは固定のキャラクターが担当していましたが、よりバリエーションが豊かになっています。なによりそれぞれの「島」へ訪れている感覚が強く出てくる要素なので、RPGを遊んでいるような感触もありますね。
今回はほとんどのブースが設営されていない会場を見学しましたが、テレビ朝日のブースだけ特別に公開されていました。こちらは基本形のブースとなり、近づくと設定された動画が自動で再生される仕掛けです。もちろん、参加企業ごとに独自に設営されたブースも展開予定とのことです。
システム面についてはほぼ昨年通りです。カメラやテキストチャット、エモートスタンプといった基本機能はもちろん完備。また、入場できる会場は「チャンネル」という単位で作成でき、共通のキーフレーズを入力すれば合流できる仕組みです(1つのサーバーに50名までとのこと)。スマートフォン、PC、VRのクロスプラットフォーム対応もされているので、みんなでそれぞれ違うデバイスからアクセスできるのもうれしいところです。
昨年人気だった「クエスト機能」も健在で、クリアすればゲームタイトルなどにちなんだ魔法が使えるアバターが手に入ります。そして、中央エリアには「壊れたワープポイント」もあったので、クエストを全部クリアすればなにか起こるかも……しれません!
手触り良し。世界観良し。より多くの人が楽しめるTGS VRになりそう!
今回が初めてのTGS VRという方でも、ちゃんと基本操作の説明があるため、あまり操作に迷うことはないでしょう。もちろん、前回のダンジョンをめぐった人々であれば、問題なく「ゲームアイランド」も満喫できるはずです。
個人的には、世界観の重視が例年以上だと感じました。起動時のローディングから、各エリアへの移動演出、その移動先の島々の「地域や住民の違い」など、「天空に浮かぶゲームの国」というコンセプトがちゃんと練り込まれています。ローディング中についても、演出によって「待たされている」という感覚がなかったのが好印象です。
とはいえ、今回の先行体験では、参加企業のブースやクエストの中身までは確認できなかったため、当日ここになにが待ち受けるかは筆者も予測できません。このあたりも昨年通り。筆者もみなさんとともに、当日は大空に広がる「ゲームになったゲームショウ」の”攻略”に乗り出したいと思います。
去年行った人も、今年初めて行く人も。より多くの人が行きやすくなった「TGSVR2023」、ぜひ訪れてみてください!
「東京ゲームショウ VR 2023」開催概要
名称 | 東京ゲームショウ VR 2023(TOKYO GAME SHOW VR 2023) |
主催 | 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA) |
共催 | 株式会社日経BP、株式会社電通 |
後援 | 経済産業省 |
会期 | 2023年9月21日(木) ~ 2023年10月1日(日) |
参加料 | 無料 |
参加方法 | Windows PC、Meta Quest 2 (App Lab / Link機能)、Oculus Rift/Rift S、HTC Vive/Vive Proシリーズ、Valve Index、iPhone、Androidスマートフォン
※Windows PC単体でも参加可能。 |
SNSアカウント | 東京ゲームショウ VR公式info X(Twitter):https://twitter.com/tgsvr_official
東京ゲームショウ公式 X(Twitter)︓https://twitter.com/tokyo_game_show |
公式サイト | https://tgsvr.com/ |
参加企業一覧(五十音順)
●テクノロジーパートナー︓
ambr
●出展社一覧(五十音順)︓
イマジナリーゲームスタジオ / カプコン / CharacterBank / Gugenka / Groove Fit Island!! / コーエーテクモゲームス / Godot Engine / GoRapid Studio / コナミデジタルエンタテインメント / thatgamecompany Sky 星を紡ぐ子どもたち / サビオス / Schell Games / スクウェア・エニックス / セガ/アトラス / バンダイナムコエンターテインメント / Polygonal Mind / マジック︓ザ・ギャザリング
●プロモーション協賛社一覧(五十音順)︓
KEIRIN / シャングリラ・フロンティア / ZONeエナジー / テレビ朝日 / HEBEL HAUS / ミラティブ / 明治安田生命 / Monstercat / ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン / ワイドハイター
●メディアパートナー一覧(五十音順)︓
TheGamer / The Ghost Howls / ファミ通 / Mogura VR / Ruliweb