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投資 2018.11.15

VR/MR教育企業が1億円調達 東大生から学べるVRサービスも

VR/MR等による教育コンテンツ開発を行う株式会社テンアップは、シードラウンドで総額1億円の資金調達を完了したことを発表しました。今回の発表と合わせて、同社はVR上でコミュニケーションをしながら授業を行うサービス「VR school」を2019年1月より開始します。

テンアップは2018年4月に株式会社ワイヤレスゲートからの8,000万円の資金調達と業務提携、6月にはマネックスベンチャーズ株式会社から2,000万円の資金調達を行っており、調達額の総額は1億円となります。

テンアップは、VR/MR等による教育コンテンツ「IQ COPY」のコンテンツ開発や、学習塾の運営を行っています。2018年9月には東京・本郷三丁目に「IQ Lab」を設置し、初代所長には、Facebook傘下のOculus社における日本・アジア事業の立ち上げメンバーであった池田輝和氏が就任しています。

VR上で東京大学生等から直接学べる「VR school」

IQ Labでは、地方や海外の遠隔地にいる受験生がVR/MR技術によって授業を受けることができるサービス「VR school」を2019年1月より開始します。

VR schoolでは、既存のSkypeやGoogleハングアウト等のオンラインツールに加え、VR機能とアバター機能、受講者管理機能、受講者の目視監視機能等を搭載し、受講生の学習効率を向上を目指すとしています。講師は、同ラボの研究生である東京大学の学生を中心とする現役大学生、および著名な予備校・塾講師が担当するとのことです。

生徒や親が実際にVR/AR/MRを体験できる無料カフェをオープン

また、テンアップ傘下の学習塾である「典和進学ゼミナール(茨城県水戸市)」内では、生徒や生徒の両親がVR/AR/MRを実際に体験できる無料カフェ「mirai cafe」が11月30日にオープンします。

mirai cafeでは、VR/AR/MRを体験することで、どれほど学習効率を上げることに寄付するかを感じることができるものとなります。mirai cafeは、典和進学ゼミナール水戸本校を第1号店とし、順次他の塾施設へと展開していくとのことです。

今後テンアップは「傘下の学習塾を拠点として、情報通信サービスやIoTソリューションの提供に加え、生涯学習や投資教育、プログラミング教育等の年齢を問わない教育機会を提供していく」としています。

(参考)株式会社テンアップ プレスリリース


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