10月19日、AR・VR対応ウェアラブルデバイスを開発するTap Systems(タップシステムズ)は、手首に装着しキーボードを操作できる「Tap XR」を発表しました。スマートフォンやVRヘッドセットなど、様々なBluetooth対応機器に接続し、タイピング動作で使用できます。価格は249ドル(10月21日時点)、公式Webサイトより購入可能です。発送は2023年第1四半期を予定しています。
Tap Systemsは、米ロサンゼルスに拠点を置く2015年創業のスタートアップ。各種ウェアラブルデバイスの開発などを行っています。
手元でタイピングをするだけでキーボード入力が可能
「Tap XR」は手首に装着するタイプのウェアラブルコントローラーです。手元でタイピングすると、モーションセンサーと視覚センサーにより、ユーザーの指の動作を感知してキーボード入力を実行します。Tap Systemsによると「片手で1分間に70ワード以上のタイピング速度を実現できる」とのこと。なお、コントローラー側での触覚フィードバックは有していません。
ほとんどのVRデバイスに対応。SDKも公開中
接続はBluetooth経由で、スマートフォン、タブレット、スマートテレビ、AR・VRヘッドセットなど様々なデバイスにて使用可能です。ヘッドセットでは、Meta Quest、Microsoft Hololens、Microsoft Mixed Reality、Magic Leap、Lenovo、Nreal、PICO、HTC VIVE、エプソンのMoverio、Vuzix、Realwear等の多くの製品に対応しています。
加えて「Tap XR」には100以上のコマンドがあり、ユーザーでカスタマイズも可能。サイズは2種類、カラーは6色展開で、バッテリー連続駆動時間は10時間(充電2時間)です。開発者向けにSDKも提供されています。その他詳細や購入については、公式Webサイトにて確認できます。
(参考)Auganix、Tap Systems