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投資 2018.11.07

不動産VR内覧サービスのスタイルポート、総額約4.1億円の資金調達

VRを活用した不動産内見システムを開発・提供する株式会社スタイルポートは、総額約4.1億円の資金調達を行いました。資金調達により、不動産VR内覧サービスを大規模供給できる体制構築や3DCGデータ自動生成技術の研究開発、画質改善と操作性の向上を推進していきます。

1月に続く資金調達

スタイルポートの不動産VR内見システム「ROOV」は、物件を3Dデータ化することで、利用者が現地の物件へ足を運ばなくても内部の構造を閲覧できるクラウドシステムです。新築物件においては、まだ完成していない状態の部屋をWEB上で見ながら購入検討を行えます。

今回の調達額4.1億円は、みずほキャピタル株式会社、グリーベンチャーズ株式会社を引受先とした第三者割当増資に加え、複数の金融機関からの融資を合わせたもの。同社は2018年1月にも、サービス強化などに向けて総額約2.5億円の資金調達を行っています。

不動産VR内覧サービス「ROOV」の特徴

新築マンションのバーチャルモデルルームとして利用可能

あらゆるCADデータを低コスト、短期間で3DCG化することが可能。写真画像をベースとした不動産VRサービスでは対応できなかった ”未竣工新築マンション” で活用できます。

スマホ・インターネットでの情報提供に最適

自社開発の独自エンジンStyler3Dにより、インターネット経由でいつでもどこでも誰でもWebブラウザ上で閲覧が可能です。特別な機器やソフト、アプリのダウンロードは一切不要。不動産ポータルサイトや、物件情報ホームページでの活用に適しています。
 

住宅購買検討を促進する様々な機能を搭載

室内全室を自由に動き回れるウォークスルー、インテリアサンプル、家具配置シミュレーター、室内採寸、カラーサンプルの切り替え、設備確認等、デジタルコンテンツならではの住宅購買検討に必要な機能を搭載しています。マンション販売現場においても、接客用ツールとして利用できます。

ROOV サンプル(ポータル版):https://roov.space/houses/679
ROOV サンプル(モデルルーム版):https://roov.space/houses/480

スタイルポートは今後、現状のCADデータや特殊なカメラによる測量データからの3DCG化に加え、より一般的なカメラで撮影された写真からの3DCG化についても研究開発を行っていきます。並行してさらなる画質の向上にも取り組み、よりリアルに物件情報を体感できるようにしていきます。
さらに家具、家電、インテリアなどの住生活領域、及び今後拡大が想定されるリフォーム、リノベーション領域での「ROOV」の活用についても、積極的に取り組むとしています。

(参考)株式会社スタイルポートプレスリリース


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